週末は仕事で大阪でした・・・。
大阪にいるのに、ゆひたんに会いにいけない辛さ・・・。

ふう〜〜〜。
(黒船やのラスクは美味しかったです!!)
(帰りの新大阪駅で買った水ナスを今夜食べるのが楽しみだ)

宝塚ネタではありませんが。
金曜日。
仕事の打ち合わせで東京駅に行ったのを言い訳に、そのまま上野へ移動して見てきました「国宝薬師寺展」。
なかなか都合が合わなくて行けなかったのですが、日光月光の背面を拝める機会なんてそうそうない!!!見に行かなくては!!!
ということで。
金曜日の17時、40分待ちで待望の対面を果たしてきました。

その昔、大学生のときに薬師寺には行っているのですが(実は私は日本史ファンの寺社オタク)伽藍の美しさと東塔の迫力と、薬師如来と日光月光の光背の美しさをハッキリと覚えています。
でも、肝心の仏像の美しさをあんまり覚えていない・・・・・という(笑)
なので、私の意識を奪いがちな光背がない状態で日光月光に会えるのが楽しみでした。
(どうなの、それ)

日光月光の前に、聖観音菩薩立像。
有馬皇子がモデルと言われているそうですね。実に凛々しくて、でも優しい空気も漂わせていて、とてもきれいなお姿でした。本当にキレイなの。姿勢の良さに育ちのよさが表れている様で、うっとりしました。
360度ぐるりと見てまわることが出来るのですが、やはり正面から見るのが一番きれいだと思いました。
本当にカッコイイの。帰宅途中、母に電話して「ヤバイ、めちゃ好みの仏像見つけた」と報告してしまったくらい(笑)私のツボをクリーンヒットでした。
凛としたお姿ですが、決して冷たさを感じるということではなく。本当に「聡明」という言葉がお似合いだと思いました。

日光月光。
本来、お2人の間にいらっしゃる薬師如来さまがいないため、お2人がそれぞれお互いのお姿を見合っているようにみえて、なんだかほんわかしました。
3メートルを超える大きさにもかかわらず、一度に鋳造されたそうで、本当に表面が滑らか。ツヤツヤ。あの時代に、コレだけの技術があったということに驚きを隠せませんでした。
日光さまは暖かくて、月光さまはちょっとはにかんでいるような微笑が印象的。
じっくりお2人を見比べることが出来るなんて贅沢だなあと思いました。
腰の飾りが、かなみちゃんが良くつけているクローバーのネックレスとピアスの形に良く似ていて、ちょっと面白かったです(笑)あれは、仏教的にどういう意味があるのかな。調べてみたいなと思いました。まさか、「四葉のクローバーは縁起よい」ってことでもないだろうしね。
お背中は肉感的で、ちょっとセクシー。少したるんだお肉の感じがとても優しい空気を生んでいました。もちろん、神々しさは十分ありますが、お2人とも、「近寄りがたい神々しさ」というよりは、「日常的な信仰の対象としての親しみやすさ」を持っているというか。
薬師如来さまが、完璧な神格の美を持っていらっしゃる横で、日光さま月光様が優しく存在していてくださるのだなあと。
はあ、思い出しても素敵だったなあ。

慈恩大師様の坐像は、ぎょろりとした目がちょっと怖い。
すいません、わたし、その昔のテレビドラマ「あばれはっちゃく」を思い出しちゃいました(笑)

三蔵法師様はまるで二宮金次郎か!という感じで背中に沢山の経典を背負って帰ってきたんですね〜。紺地に金文字のお経がとてもきれいでした。(そんな感想で良いのか)
思わず、「うわー。めちゃ、字、きれい!」と口に出してしまって、お隣のおばさんに笑われました。ほんと、バカ丸出しですいません。

最後の最後には、吉祥天様が。
案外小さいんですね〜。女性らしい優しい微笑みでした。

たっぷり2時間。
いやー、本当に行ってよかったです。

もう一つ。
作家の氷室冴子さんの死去が報じられましたね。
90年代コバルト文庫を愛していたものとして、ショックでした。
(あのころのコバルトは、レベルの高い小説家がそろっていた。)
「ざ・ちぇんじ」「雑居時代」そして、なんと言っても「なんて素敵にジャパネスク」。夢中になって読んだな〜〜〜。
私の小学〜高校時代を彩ってくれた、沢山の小説を生み出してくれた作家さんでした。
ご冥福をお祈りいたします。

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