宙を駆ける新人達に祝杯を@「黎明の風」新人公演
2008年5月5日 演劇GWって何ですか?
ええ、仕事は続くよどこまでも。
・・・・今日も元気に働いております。
ちょっと休憩かねて、宙新人公演の感想を。
(簡単にね。時間ないから)
本公演見る前に新人公演という、前回のバレンシアの時と同じ過ちを犯してしまいつつ、チケットを手配してくれた友人に大感謝をささげて2階席に着きました。
まず、初主演の大ちゃん。
バレンシアの時のもの凄さが未だに脳裏から離れませんが、今回の白州さんは「ちゃんとお芝居になってた!!」という嬉しい驚き。
最初の登場から、立ち姿がカッコイイ!お顔が丸いのはしょうがない。でも、スーツをきちんと着こなしていたのは立派だと思いました。
ここは、タカラヅカ。美しい衣装の着こなしも「男役」に夢見るためには絶対条件。
うわー、カッコイイ!!かっこいいよ、大ちゃんなのに!!(失礼)
というトキメキMAXで銀橋へ。
そして・・・・・ずっこけました。えーえー、あのズッコケは(同じ大ちゃんのバレンシアの新人公演を除くと)「望郷〜」の水君の軍服での歌に匹敵するくらいの凄さ!!
劇場中の空気が弛緩するのが、肌で感じられました。
なんていうのかな、すごく高まった期待がふにゃ〜〜ってなるの。
でも、失望と言うのとは違うのですが、なんというか「ああ、大ちゃんだもんね、新人公演だもんね」みたいな、どこか暖かさを含んだ溜息、って感じ。
いやー、大ちゃん。歌、歌だよ!!!君がもっとも練習しなければならないのは!!!
お芝居は、前回比で非常に良くなってました。白州さんの心の動きがちゃんと見えた。
正子さんにお尻にひかれてる様子なんて、まんまアリスと大ちゃんって感じで実に自然だった(笑)
前回のバレンシアで「君は確かに、一度岸壁に頭を打ち付けた方がいい」なんて思ったのが嘘のような進歩。素直に、その頑張りに賞賛を。
とにかく、歌だ!大ちゃん、歌だ!!
歌を頑張ってくれ!!!!
正子。アリス。
後日、本公演を見て「アリスの方が任だな」と思ったくらい、ピッタリでした。
しっかり、白州正子として舞台に立ってました。
歌も、本役たっちんとは趣が違うけど歌いこなしていたし、なにより最後の「かっこいいぞ〜〜!!!」が素晴らしかった。
本当に、愛してるし尊敬してるし、でも対等な人間として向き合ってることも伝わってくる。ちょっと泣きそうになった。
外部出演とか、色々と勉強して成長したんだなと思いました。
首が長すぎるので、和服がちょっと似合わないのは、もう仕方がない。
私は個人的にアリスに華やかさはあまり感じないんだけど、でも納得の新人公演主演娘役でした。
ちーちゃん、マッカーサー。
良かったです。ほんと。カッコよかったし、芝居も良かった。
今回一番見直したのがちーちゃんです。
88期において、美貌の大ちゃん、華のみーちゃん、隊長アリスの影でなんとなく印象薄いヒトだったのが!今回の新人公演で「うわー、カッコいいじゃん!!!」と大躍進。
最初の登場の盆廻りせり上がりも素敵だったし、厚木飛行場もカッコよかった!
歌は高音がちょっときつそうでしたが、まあ及第点かな。
なにより芝居が非常に良かったです。マッカーサーが米軍を誇りに思ってることも、日本を大切に思ってることも、ジーンを愛していることも、ちゃんと伝わってきた。
特にジーンとの芝居が良かったなあ。
ジーン役のれーれがちょっと幼いことも手伝って、マッカーサーがジーンを大きく愛で包んでいることが伝わってきました。こんな愛情ある芝居をするヒトだったんだ。
みーちゃん、吉田茂。
新人公演を締めていたのは、やっぱり吉田茂。みーちゃんでした。
若さが隠せないから「吉田のじーさん」というセリフにちょっと違和感があるのは新人公演だから仕方ない。逆に、変に声をかすれさせたり、背中を丸めたり、動作をスローにすることなく「人間:吉田茂」として演じようとした感覚が私は好きです。
やはり、前回の主演経験はダテではなく、白州さんとマッカーサーの間を繋ぎつつも政治家としての存在感を出すことが出来ていたんじゃないかな〜と。
マッカーサーの秘書の脚線美に異常に気を取られていたり、ちゃんとみーちゃんなりの吉田茂がそこにいたと思います。
まあ、私はみーちゃんファンなので、点は甘いですよ〔笑〕あまあまですよ(笑)
歌が無かったのが残念だったな。
ジーン、れーれ。
双子だから当たり前なんだけど、やっぱり蘭ちゃんと似てる!!
声も、雰囲気も、そして後姿もよく似てます。
上手花道からのウエディングドレスでの登場、とても可愛かった!!いや、あんなに可愛くちゃ、マッカーサーだってメロメロになりますよ、歌舞伎の上演許可くらいなんだってないって(笑)
どうしても幼い感じが抜けないから「連合国軍最高司令官の妻」という威厳にはかけていたけど、その幼さが逆にフィリピンの場面とかで、壮絶な覚悟なんだということが伝わって良かったです。
全体的に、雰囲気が硬いのと、セリフをしゃべってないときの気の抜けた感はあったけど、きっと場数をこなせば大丈夫。見ていて非常に将来に期待を感じさせる子でした。
劇団は、近い将来に初の双子トップを本気で考えてるなと、この新人公演で実感しました。
東京ローズ、藤咲えりちゃん。
歌が!歌が!上手くなってる!!!!!!
もう、これがスゴイ衝撃で!!!!(失礼極まりない)
だって、バレンシアの時はあの歌だったんだよ???
本当に上手くなりました。きっとすごく努力したんだな。練習したんだな。
「祖州夜曲」が非常にキレイな声キレイな歌で感動しました。
お化粧も上手くなってきれいだったし、美人系の娘役として今後が楽しみです。
ポーラ、あまちゃき。
もう、単純にカワイイ〜〜〜!!!
ふっくらほっぺに、意外と大きな上背!そのギャップに釘付けでした。
もう、本当に可愛くて!!!見た目アイドルなのに、キビキビした発声と軍専従記者らしい動きに非常に感心しました。
役者だなあ〜。
辰美さん、カチャ。
線が細すぎるのは、もう言うまい。
歌が非常に良かったです。「歌」としての基本ラインはもちろんのこと、役としての感情もしっかり込められていました。
ホント、上手いんだよね〜。かちゃ。
でも、どうしてもオトナの男に見えない。可愛く見えてしまう。
・・・・・まだ研6。筋肉付けて、ガタイが良くなれば・・・・・。
グルーパー、GO.
衣装の問題とか、いろいろとあるのは分かりますが。
一度GOちゃんに、真ん中路線の白い役をお願いします。
出来る子ですよ、彼は。
真っ白い、そして愛に悩むGOちゃんなんて見てみたいのですが。
ダメですか?
ブレストン、アッキー。
単純に役の美味しさとしてはグルーパーの方が上なんですね。
と、改めて実感。
いや、これは脚本上の問題です。アッキーに含みはない。
アッキーは発声も良かったし、舞台姿も堂々としていてカッコよかった。
路線の輝きって言うのかな、自分に自信を持ちつつあるんだろうなというのが見ていて気持ちよかったです。
これから、どんどん色々な役に挑戦して、役者になっていって欲しいな。
ほかには、ブギの女の妃宮さくらちゃんのパンチの効いた歌声が印象的でした。
宙組の新人公演メンバーたちの成長が著しく、驚きとともに非常に嬉しく楽しくなった新人公演でした。
本当に、1公演1公演、大きくなる。カッコよくなる。上手くなる。
全体としても非常にレベルの高い、充実した新人公演でした!
ちなみに、出待ちもしたのですが(笑)
日の丸の旗を貰って(どこの右●さん 笑)喜んでいたみーちゃんが「今回は本当に難しくて、自分の経験では色々な感情が想像すら出来なくて、難しかった」と泣いていたのが非常に印象的。
大チャンは、会員さんからのプレゼントの西陣織のネクタイを、その場で結んで見せて!!!(その動作にちょっとときめいたのは私だけじゃないはず)カッコよかったです。
ええ、仕事は続くよどこまでも。
・・・・今日も元気に働いております。
ちょっと休憩かねて、宙新人公演の感想を。
(簡単にね。時間ないから)
本公演見る前に新人公演という、前回のバレンシアの時と同じ過ちを犯してしまいつつ、チケットを手配してくれた友人に大感謝をささげて2階席に着きました。
まず、初主演の大ちゃん。
バレンシアの時のもの凄さが未だに脳裏から離れませんが、今回の白州さんは「ちゃんとお芝居になってた!!」という嬉しい驚き。
最初の登場から、立ち姿がカッコイイ!お顔が丸いのはしょうがない。でも、スーツをきちんと着こなしていたのは立派だと思いました。
ここは、タカラヅカ。美しい衣装の着こなしも「男役」に夢見るためには絶対条件。
うわー、カッコイイ!!かっこいいよ、大ちゃんなのに!!(失礼)
というトキメキMAXで銀橋へ。
そして・・・・・ずっこけました。えーえー、あのズッコケは(同じ大ちゃんのバレンシアの新人公演を除くと)「望郷〜」の水君の軍服での歌に匹敵するくらいの凄さ!!
劇場中の空気が弛緩するのが、肌で感じられました。
なんていうのかな、すごく高まった期待がふにゃ〜〜ってなるの。
でも、失望と言うのとは違うのですが、なんというか「ああ、大ちゃんだもんね、新人公演だもんね」みたいな、どこか暖かさを含んだ溜息、って感じ。
いやー、大ちゃん。歌、歌だよ!!!君がもっとも練習しなければならないのは!!!
お芝居は、前回比で非常に良くなってました。白州さんの心の動きがちゃんと見えた。
正子さんにお尻にひかれてる様子なんて、まんまアリスと大ちゃんって感じで実に自然だった(笑)
前回のバレンシアで「君は確かに、一度岸壁に頭を打ち付けた方がいい」なんて思ったのが嘘のような進歩。素直に、その頑張りに賞賛を。
とにかく、歌だ!大ちゃん、歌だ!!
歌を頑張ってくれ!!!!
正子。アリス。
後日、本公演を見て「アリスの方が任だな」と思ったくらい、ピッタリでした。
しっかり、白州正子として舞台に立ってました。
歌も、本役たっちんとは趣が違うけど歌いこなしていたし、なにより最後の「かっこいいぞ〜〜!!!」が素晴らしかった。
本当に、愛してるし尊敬してるし、でも対等な人間として向き合ってることも伝わってくる。ちょっと泣きそうになった。
外部出演とか、色々と勉強して成長したんだなと思いました。
首が長すぎるので、和服がちょっと似合わないのは、もう仕方がない。
私は個人的にアリスに華やかさはあまり感じないんだけど、でも納得の新人公演主演娘役でした。
ちーちゃん、マッカーサー。
良かったです。ほんと。カッコよかったし、芝居も良かった。
今回一番見直したのがちーちゃんです。
88期において、美貌の大ちゃん、華のみーちゃん、隊長アリスの影でなんとなく印象薄いヒトだったのが!今回の新人公演で「うわー、カッコいいじゃん!!!」と大躍進。
最初の登場の盆廻りせり上がりも素敵だったし、厚木飛行場もカッコよかった!
歌は高音がちょっときつそうでしたが、まあ及第点かな。
なにより芝居が非常に良かったです。マッカーサーが米軍を誇りに思ってることも、日本を大切に思ってることも、ジーンを愛していることも、ちゃんと伝わってきた。
特にジーンとの芝居が良かったなあ。
ジーン役のれーれがちょっと幼いことも手伝って、マッカーサーがジーンを大きく愛で包んでいることが伝わってきました。こんな愛情ある芝居をするヒトだったんだ。
みーちゃん、吉田茂。
新人公演を締めていたのは、やっぱり吉田茂。みーちゃんでした。
若さが隠せないから「吉田のじーさん」というセリフにちょっと違和感があるのは新人公演だから仕方ない。逆に、変に声をかすれさせたり、背中を丸めたり、動作をスローにすることなく「人間:吉田茂」として演じようとした感覚が私は好きです。
やはり、前回の主演経験はダテではなく、白州さんとマッカーサーの間を繋ぎつつも政治家としての存在感を出すことが出来ていたんじゃないかな〜と。
マッカーサーの秘書の脚線美に異常に気を取られていたり、ちゃんとみーちゃんなりの吉田茂がそこにいたと思います。
まあ、私はみーちゃんファンなので、点は甘いですよ〔笑〕あまあまですよ(笑)
歌が無かったのが残念だったな。
ジーン、れーれ。
双子だから当たり前なんだけど、やっぱり蘭ちゃんと似てる!!
声も、雰囲気も、そして後姿もよく似てます。
上手花道からのウエディングドレスでの登場、とても可愛かった!!いや、あんなに可愛くちゃ、マッカーサーだってメロメロになりますよ、歌舞伎の上演許可くらいなんだってないって(笑)
どうしても幼い感じが抜けないから「連合国軍最高司令官の妻」という威厳にはかけていたけど、その幼さが逆にフィリピンの場面とかで、壮絶な覚悟なんだということが伝わって良かったです。
全体的に、雰囲気が硬いのと、セリフをしゃべってないときの気の抜けた感はあったけど、きっと場数をこなせば大丈夫。見ていて非常に将来に期待を感じさせる子でした。
劇団は、近い将来に初の双子トップを本気で考えてるなと、この新人公演で実感しました。
東京ローズ、藤咲えりちゃん。
歌が!歌が!上手くなってる!!!!!!
もう、これがスゴイ衝撃で!!!!(失礼極まりない)
だって、バレンシアの時はあの歌だったんだよ???
本当に上手くなりました。きっとすごく努力したんだな。練習したんだな。
「祖州夜曲」が非常にキレイな声キレイな歌で感動しました。
お化粧も上手くなってきれいだったし、美人系の娘役として今後が楽しみです。
ポーラ、あまちゃき。
もう、単純にカワイイ〜〜〜!!!
ふっくらほっぺに、意外と大きな上背!そのギャップに釘付けでした。
もう、本当に可愛くて!!!見た目アイドルなのに、キビキビした発声と軍専従記者らしい動きに非常に感心しました。
役者だなあ〜。
辰美さん、カチャ。
線が細すぎるのは、もう言うまい。
歌が非常に良かったです。「歌」としての基本ラインはもちろんのこと、役としての感情もしっかり込められていました。
ホント、上手いんだよね〜。かちゃ。
でも、どうしてもオトナの男に見えない。可愛く見えてしまう。
・・・・・まだ研6。筋肉付けて、ガタイが良くなれば・・・・・。
グルーパー、GO.
衣装の問題とか、いろいろとあるのは分かりますが。
一度GOちゃんに、真ん中路線の白い役をお願いします。
出来る子ですよ、彼は。
真っ白い、そして愛に悩むGOちゃんなんて見てみたいのですが。
ダメですか?
ブレストン、アッキー。
単純に役の美味しさとしてはグルーパーの方が上なんですね。
と、改めて実感。
いや、これは脚本上の問題です。アッキーに含みはない。
アッキーは発声も良かったし、舞台姿も堂々としていてカッコよかった。
路線の輝きって言うのかな、自分に自信を持ちつつあるんだろうなというのが見ていて気持ちよかったです。
これから、どんどん色々な役に挑戦して、役者になっていって欲しいな。
ほかには、ブギの女の妃宮さくらちゃんのパンチの効いた歌声が印象的でした。
宙組の新人公演メンバーたちの成長が著しく、驚きとともに非常に嬉しく楽しくなった新人公演でした。
本当に、1公演1公演、大きくなる。カッコよくなる。上手くなる。
全体としても非常にレベルの高い、充実した新人公演でした!
ちなみに、出待ちもしたのですが(笑)
日の丸の旗を貰って(どこの右●さん 笑)喜んでいたみーちゃんが「今回は本当に難しくて、自分の経験では色々な感情が想像すら出来なくて、難しかった」と泣いていたのが非常に印象的。
大チャンは、会員さんからのプレゼントの西陣織のネクタイを、その場で結んで見せて!!!(その動作にちょっとときめいたのは私だけじゃないはず)カッコよかったです。
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