千秋楽の記憶?

2006年12月13日 演劇
あれから1年もたつんだなあ、と。(日付詐称して書いてます)

ってか、1年後に書くブログってどんなんだよ、と自分で突っ込みつつ。
覚えてる範囲で書いていきますわ。
自分の記録用だし。いいよね。

さて、ショーが始まって。
いきなり泣きましたよ。だってかっこよすぎるんだもん。
あの人が、白いチャイナ服で。そこに立ってる。
この景色はもう最後なんだな・・・・。でもかっこよすぎるな・・・・。
もう気持ちぐちゃぐちゃですよ。顔もぐちゃぐちゃ。涙、止まんない。
階段上のわたるくんにピンスポットが当たった瞬間。そして、帽子を投げ捨てて銀橋に出てきた瞬間。
手が真っ赤になって腫れるくらいに拍手をしました。思いっきり。拍手をしました。
わたる君が16年かけて、作り上げてきた男役。その全てが大好きだなあ。
となみちゃんが、うっとりした表情でカラダを預けてくれるのが嬉しい。
トウコちゃんが、美しい歌声でわたる君を盛り立ててくれるのが嬉しい。
組子たちの隊列がびしっとそろっているのが嬉しい。全員の指先まで力が入って神経が行き届いているのが嬉しい。
娘役のスカート捌きが、星娘らしく力強いのが嬉しい。
パンパミーヤの掛け声が、絶好調に盛り上がっているのが嬉しい。
ウメちゃんを見つめるわたる君の目線が、嬉しい。
わたる君を見上げるウメちゃんの目線が嬉しい。
キラキラ燕尾を着こなす、わたる君が嬉しい。
となみのあごに指をかけるわたる君の色気が嬉しい。
ポラリスの全てがいとおしい。
あの場面、思い出すと今でも涙が出てきそうになる。
涙を拭く瞬間に舞台を見れなくなるのが悔しくて、涙が流れるままに泣いていたのを思い出します。
最後の、あの笑顔。スッキリした、やり遂げた人の笑顔。
もう一度、黒燕尾。ボレロ。最高にカッコイイ。
そしてデュエットダンス。この人の男役が好きだ。男役ダンスが好きだ。リフトが好きだ。
となみが泣いているように見えた。
わたるくんは、優しい優しい、笑顔だった。

大階段。
もう、言葉にならない思いがこみ上げてきて。

そして、幕が、おりた。

さよならショーを見るのは3回目だったのに。
それでも、ソーラン節の最初の音がなった瞬間に、涙がぶわっと出てくる。
もちろん、その前の組長の挨拶でも泣いているのですが。
ソーラン節。あんちゃんなわたる君。
時間のないお稽古だったのに、きっちり揃えて気合入れて踊ってくれる組子たちの愛に涙。
(一番気合入っていたのはぜったいにあかしだ!!!)
こうして、愛情にあふれたさよならショーが始まった。

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