千秋楽の記憶?

2006年11月21日 演劇
そして、夜が明けて。
ついに11月12日、千秋楽の一日が始まりました。

一番気になっていたお天気は、晴れ。
ああ、良かったと心から思いました。
嵐を呼ぶ漢、と呼ばれた(笑)わたる君。でも最後はこんなに綺麗な青空に祝福してもらえるんだ!!!

・・・・・と思っていたのはホテルを出るときまでです(大笑)
ホテルを出た瞬間「う、さむ!!!!」と。
ご存知の通り、東京では木枯らし1号が吹いた、寒い寒い一日が始まりました。

日比谷公園には朝8時に集合。
事前に配られていたリボンの色ごとに集合しました。
私のリボンは青。(どうやら、千秋楽のお取次ぎのあった人、という区分だったみたい)
他に赤(前楽と大楽の両方お取次ぎ)と黄色(千秋楽お取次ぎなし)の3色に分かれて整列しました。
そして、スタッフさんの誘導にしたがって劇場近くまで。
ここで青チームはディズニー〜銀行前あたりで待機だったのですが、この待機が長い!寒い!!!!
でも、ここでお隣だった方々とのおしゃべりがとっても楽しくて!!
みんな「わたる君が大好き!」という思いは共通ですもんね!
でも、しかし、本当に、寒かった・・・・・。

予想外に一般ギャラリー(というのも不適切というか失礼な言い方だと常々思っているのですが)の方が多かったのか、わたる会のスタッフさんの仕切りにも迷いが見られ、退団者の入りが始まってもガードの定位置につけなかったわたる会会員。
ふわひよの2人なんて、われわれのすぐ後ろからやって来たから、その登場にも気付いて上げられなくてしゃがんで拍手することすら出来なかった。
すごく心残りだし、申し訳ないし、悲しかった。
涼麻ともちゃんは、シャンテの入り口でファンの方とお話されているのを見れました。
そんなこんなでバタバタしながら劇場前のガード位置へ。
ここでも何回か場所移動があったんだけど、でもわたる会の後ろで場所取りしてくれていたトウコちゃんの会の皆さんの優しさに心が安らぎました。「大丈夫ですか?」とか声をかけてくださって。こちらこそ、寒い中、有難うございました。
みらんちゃんの入り。会の方とゆっくり話が出来てよかったね。ピョンピョン飛び跳ねていて可愛かったです。
青空さっちゃんは笑顔が柔らかくて。
しのぶさんは、大人かっこよく。
エンディは先に小さなトトロのついた杖(?)を手に持っての楽屋入り。

そして、もう一度ガード位置を変更。
いよいよ残すは、大トリ、わたる君の楽屋入り。

あの人は白いオープンカーに乗ってあらわれました。
王子様が来た!
と本気で思ったくらいのカッコよさ。しろいロングコートをなびかせて。
けっこう胸元が開いていたのですが、ちゃんとまったいらなのが男役のこだわりというか。
(でも顔は凍ってたよね、お鼻が赤くて「寒そうだな」みたいな 笑)
「わたる君の最後の航海にご一緒できて幸せです!いってらっしゃーい!」と大声で叫んであの人をお見送りしました。
本当にカッコよかった。颯爽と胡蝶蘭のアーチをくぐっていった姿、忘れません。

どんなに寒かろうが、凍えようが、あの一瞬をわたる君と共にするためなら、我慢できる。
それが、ファンなんだなあと実感しました。
そしてこの時点で、涙。

ワタル君が劇場入りしてからもしばらくガードの解散がかからなくて「寒いんだからもう!」とか脹れていた私たち。
最終的にガードの解散がかかったのは11時に近くなっていました。
友達と合流してまっさきに向ったのはユニクロ銀座店。
白いフリースとあったか肌着を購入してその場で着込む。
そして、ランチに行きました。出待ちまでは長いから、しっかり食べておかなくちゃね、ということで食べたのはすき焼ランチ。
やっぱりパワーつける時はお肉だよね。

そして、ついに、劇場へ。
いよいよ本当に、男役・湖月わたるの最終章、千秋楽の幕が上がりました。

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