見て参りました。月組新人公演「暁のローマ」。

ムラでの評判が良すぎて、そして歌劇誌などで見たマギーの美しさにくらくらして、「これは絶対見なければ!」ということで。
幸運にもチケットも手に入り、仕事を18時で飛び出して、息を切らせつつ劇場に駆けつけました。

お席は1階最後列。センターに程近い、見やすいお席でした。
息をふうふうつきながら、額の汗をぬぐって席についた途端にざわめく客席。
見れば反対側の扉(私は下手のお席でした)から上級生がズラッと一列でご入場。
先頭が女役さんだったので「ああ,ゆらさんだな」と。
おそらく上級生順だったのでしょう。
ユウヒ氏は3番目でした。割と明るい色のジージャン姿。後姿しか見えませんでしたが、背の高さと本当に立派な肩幅・背幅で「間違いなくあれがユウヒ君だ」と確信。
(そして、終演後の出待ちでお姿を拝見して、さっきの確信があたっていたことを確かめました)
開演直前、場内が暗くなったのと同時くらいに、私のすぐ横に小川支配人(甲にしきさん)が登場。そのまま、立ち見状態でブルータスの銀橋ソングまでを見守っていらっしゃいました。

さて。
全体的な新人公演の感想を。
非常にレベルの高い新人公演だったと思います。
それぞれがしっかり芝居をして,歌を歌い、踊っていたように感じました。
特に男役陣。歌に難のある人が目立ちましたが、それでもみんな果敢に歌に挑戦していた姿が好印象でした。
新人公演です。いいんです。歌が苦手だろうと。
「自分は歌が苦手だ」「だから頑張らなくてはいけない」「だって新人公演といえども、お客さんはお金を払って来ているのだから」
その自覚が大切なんです。
苦手な歌に、ちゃんとぶつかって、それで失敗してもいいんです。
今回の新人公演メンバーは、みんなそれぞれが苦手分野に挑戦していました。逃げている風な人は誰もいなかった。苦手なものは適当に逃げればいいや、と感じる人が誰もいなかった。
これは非常に立派だと思います。素晴らしい。
月組生のマジメさがいい方向に出ていました。
客席から見ていて,その一生懸命さがすごく伝わってきました。
そういう空気って,見ていて嬉しいよね。楽しいよね。応援したくなるよね。

そういう意味で、本当に後味のいい、新人公演。
とってもいい気持で劇場を後にしました。

個人的な感想は、次回に。

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