はなちゃんの娘役芸とコーラスパワー＠宙組「NEVER SAY GOODBYE」
2006年5月29日 演劇行ってきました。宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」。
物語のあらすじとか、全然知らない状況で行ってきました。
知ってたのは「スペインの内戦の話らしい」ということと、「タカはなコンビの退団公演」だってこと（笑）のみ。
行ってよかったです。見てよかった。
物語は、まあ、宝塚らしいアラ（笑）は有るものの、音楽の素晴らしさと宙組名物コーラスパワーで、見ている人の気持ちを攫って行きます。
はなちゃんの歌う「真実の愛」と、2人の別れの場面のタカちゃんの主題歌では思わずうるっときてしまいました。
お話、今回は小池先生にしてはちょっととりとめがなかったかな、と。
凄く大きなテーマなんですが、う〜ん、ちょっと消化不良。
テーマはいいです。でも、それは主役2人の恋愛に集約させるにはちょっと大きすぎたかな、と。
なんていうのかな、うまく言葉が見つからないのですが、一つ一つの場面には意味があって、つながりも悪くないのに、全体を通してみた時にはちょっと散漫な印象が残るというか。まあ、初見だったから話に追いついていくだけで自分自身がいっぱいいっぱいだっただけかもしれないけど・・・・・。
でも、音楽がものすごくいい！！全曲、名曲！！！
主題歌、あれは本当に名曲ですね。素晴らしい。
あの音楽にのせられて、助けられて、「スペイン内戦」というかなり重い芝居が2幕2時間半、苦痛に思わずに見ることが出来ました。
以下、簡単に感想を。
＊相変わらずタカちゃんの歌声は歌詞が聞き取れない。本当に聞き取れない・・・・。
＊はなちゃんの歌詞ははっきり聞き取れる。というか、この人、この最後の公演でまた上手くなったよね。地声と裏声の使い分けとか、全然違和感なし。
＊「真実の愛」とか、涙だーだー流して、鼻水まで流しているのに、鼻声にもならずにすごいパワーで歌い上げてる。これは、素直に凄いと思う。
＊しかし、タカちゃんは出てきた瞬間にかっこいいです。宝塚ファンの方は一見の価値があります。タカちゃんが作り上げてきた、ナチュラルにカッコイイ男役。とにかく見る価値があると思います。さらさらの金髪が本当に良く似合う。カッコイイ。
＊でも、私のストライクゾーンではないんだなあ〜。
＊はなちゃん、しょっぱなのジーンズ姿ではさすがの脚長っぷり。
＊ポスターでは微妙だと思っていた白いパーティードレス、実際に見るととっても素敵に似合っていました。髪形は、微妙に鬘がずれてる、みたいな？
＊2幕に入ってからだったかなあ、上手端の舞台セットにもたれかかってのキスシーン、これが凄かった！このコンビの真骨頂！！！
＊まず時間が長い。じっくり、キスして、しかもタカちゃんの顔が動きます。うわ〜リアルだわ（照）そして、キスが終わった後のはなちゃんの表情！！！
＊イッっちゃってるというか、恍惚としているというか。（下品ですいません）
＊タカちゃん、どんだけキスうまいんだよ、みたいな！！！！
＊しかもその恍惚とした表情がしばらく続くんだな〜。そしてだんだん正気に戻っていく様が実に上手。思わず、本当にキスしてんじゃないの、なんて疑ってみたり（笑）。
＊でも、そんなエロいシーンなのに、はなちゃんが演じると決して下品にはならない。この人の娘役芸というのは、本当に凄いな、とあらためて実感しました。
＊いや、本当に、心のそこから、すごいな、と。
＊アヒちゃんとか、かなり下級生を相手に回して、ちゃんと「娘役」してるんだもんなあ。
＊タニちゃん、う、美しい！！！黒髪が凛々しい！！
＊しかし、歌が・・・・・。でもまちゃみとのラブシーンでもだいぶ余裕が出てきたよね。その余裕ッぷりに、ああこの人は「若手」というくくりから脱出できたんだと思いました。
＊あひちゃん。この役はについてはなんともいえませんが、見た目が横にいるソルーナさんに似てる！いいなあ、流し目の似合う、クールな美形。こういう顔、好き。
＊後半になるにつれ良くなって来ましたが、最初の出番のあたりは歌のキーが高くて可哀想だったです。
＊ともち以下、オリンピアーダの面々。すごいね、宙組キラ男軍団。
＊やっぱり私の目を引くのは、とっきーでした。
＊っていうか、今回、ナナホ君より扱いよくない？ねえ？
＊トッキーの暑苦しいまでの男臭さがスキです。大きいのに、いちいちキザろうとするので振り付けのタイミングとかちょっとずれるんだよね。そこがまたイトオシイ。
＊ナナホ君はクールなの。洗練されているというか。そこが彼のいいところなんだろうけど、★組ファンの私は、トッキーの暑苦しさに魅了される。
＊お化粧もキレイだった！！！あ、でもナナホ君もきれいだった！
＊でも、ナナホ君はちょっとスッシーに似ていると思いました。
＊和くん、キラキラっぷりが凄い。やっぱり、次の星組新人公演は和君かなあ・・・・？
＊チギちゃんは上背が無いのが辛いなあ。
＊たっちん、ヒロイン系ではないんだけど、いいオンナ役として育って欲しい。歌声はさすが！！！たっちんが歌いだすと、空気が動く。すごいパワーを放出する歌声。
＊こういうオンナ役さん、大切にしていただきたい。
＊きゃみちゃん、はつねっち。頑張れ80期。微妙な位置にいるんだなあ、と思うんだけど、でも2人とも頑張っていた。きゃみちゃん、お疲れ様でした。最後の日まできゃみちゃんらしく、笑顔で舞台を努めてね。
＊下級生娘役、まちゃみとたっちん以外には大きな役が無いんだなあ〜。
＊つまり、アリス含め誰も見つけられなかった・・・・・・・。すいません。どこにいたんだろう・・？
＊タニちゃん率いる闘牛士チーム、若手すぎてあんまりわかんなかったけど、ただ1人目立っていたのが「春風弥里」君（漢字、あってますか？）。すっげーキザってるの！この子！！まだ若いんだと思うんですが、目立ってます。決して美形ではないんだけど、目立つんだよな。
＊全体的に、闘牛士チーム、スペイン人のはずなのに薄すぎます。もっとキザってくれ！濃く演じていいんだよ！頑張れ！！
＊とにもかくにも、宙組のコーラスパワーと群集パワーに圧倒されました。
＊いや、本当、一見の価値あります。
最後に。
タカはな退団について。
退団を意識して初めて、2人の凄さに改めて気がつきました。
正直、「もうこの2人はいいよ〜」と思っていたのですが、やはりその積み重ねてきたキャリア、年数は伊達じゃあない。
ほんとうに、この2人は「ザ・タカラヅカ」を体現していたのだなと思いました。
（でも、退団の時期はもう少し前でも良かったのでは、とも思うけどね）
あと2回分のチケットを確保できているので、しっかり公演を見て、今の宙組の姿を記憶してこようと思います。
物語のあらすじとか、全然知らない状況で行ってきました。
知ってたのは「スペインの内戦の話らしい」ということと、「タカはなコンビの退団公演」だってこと（笑）のみ。
行ってよかったです。見てよかった。
物語は、まあ、宝塚らしいアラ（笑）は有るものの、音楽の素晴らしさと宙組名物コーラスパワーで、見ている人の気持ちを攫って行きます。
はなちゃんの歌う「真実の愛」と、2人の別れの場面のタカちゃんの主題歌では思わずうるっときてしまいました。
お話、今回は小池先生にしてはちょっととりとめがなかったかな、と。
凄く大きなテーマなんですが、う〜ん、ちょっと消化不良。
テーマはいいです。でも、それは主役2人の恋愛に集約させるにはちょっと大きすぎたかな、と。
なんていうのかな、うまく言葉が見つからないのですが、一つ一つの場面には意味があって、つながりも悪くないのに、全体を通してみた時にはちょっと散漫な印象が残るというか。まあ、初見だったから話に追いついていくだけで自分自身がいっぱいいっぱいだっただけかもしれないけど・・・・・。
でも、音楽がものすごくいい！！全曲、名曲！！！
主題歌、あれは本当に名曲ですね。素晴らしい。
あの音楽にのせられて、助けられて、「スペイン内戦」というかなり重い芝居が2幕2時間半、苦痛に思わずに見ることが出来ました。
以下、簡単に感想を。
＊相変わらずタカちゃんの歌声は歌詞が聞き取れない。本当に聞き取れない・・・・。
＊はなちゃんの歌詞ははっきり聞き取れる。というか、この人、この最後の公演でまた上手くなったよね。地声と裏声の使い分けとか、全然違和感なし。
＊「真実の愛」とか、涙だーだー流して、鼻水まで流しているのに、鼻声にもならずにすごいパワーで歌い上げてる。これは、素直に凄いと思う。
＊しかし、タカちゃんは出てきた瞬間にかっこいいです。宝塚ファンの方は一見の価値があります。タカちゃんが作り上げてきた、ナチュラルにカッコイイ男役。とにかく見る価値があると思います。さらさらの金髪が本当に良く似合う。カッコイイ。
＊でも、私のストライクゾーンではないんだなあ〜。
＊はなちゃん、しょっぱなのジーンズ姿ではさすがの脚長っぷり。
＊ポスターでは微妙だと思っていた白いパーティードレス、実際に見るととっても素敵に似合っていました。髪形は、微妙に鬘がずれてる、みたいな？
＊2幕に入ってからだったかなあ、上手端の舞台セットにもたれかかってのキスシーン、これが凄かった！このコンビの真骨頂！！！
＊まず時間が長い。じっくり、キスして、しかもタカちゃんの顔が動きます。うわ〜リアルだわ（照）そして、キスが終わった後のはなちゃんの表情！！！
＊イッっちゃってるというか、恍惚としているというか。（下品ですいません）
＊タカちゃん、どんだけキスうまいんだよ、みたいな！！！！
＊しかもその恍惚とした表情がしばらく続くんだな〜。そしてだんだん正気に戻っていく様が実に上手。思わず、本当にキスしてんじゃないの、なんて疑ってみたり（笑）。
＊でも、そんなエロいシーンなのに、はなちゃんが演じると決して下品にはならない。この人の娘役芸というのは、本当に凄いな、とあらためて実感しました。
＊いや、本当に、心のそこから、すごいな、と。
＊アヒちゃんとか、かなり下級生を相手に回して、ちゃんと「娘役」してるんだもんなあ。
＊タニちゃん、う、美しい！！！黒髪が凛々しい！！
＊しかし、歌が・・・・・。でもまちゃみとのラブシーンでもだいぶ余裕が出てきたよね。その余裕ッぷりに、ああこの人は「若手」というくくりから脱出できたんだと思いました。
＊あひちゃん。この役はについてはなんともいえませんが、見た目が横にいるソルーナさんに似てる！いいなあ、流し目の似合う、クールな美形。こういう顔、好き。
＊後半になるにつれ良くなって来ましたが、最初の出番のあたりは歌のキーが高くて可哀想だったです。
＊ともち以下、オリンピアーダの面々。すごいね、宙組キラ男軍団。
＊やっぱり私の目を引くのは、とっきーでした。
＊っていうか、今回、ナナホ君より扱いよくない？ねえ？
＊トッキーの暑苦しいまでの男臭さがスキです。大きいのに、いちいちキザろうとするので振り付けのタイミングとかちょっとずれるんだよね。そこがまたイトオシイ。
＊ナナホ君はクールなの。洗練されているというか。そこが彼のいいところなんだろうけど、★組ファンの私は、トッキーの暑苦しさに魅了される。
＊お化粧もキレイだった！！！あ、でもナナホ君もきれいだった！
＊でも、ナナホ君はちょっとスッシーに似ていると思いました。
＊和くん、キラキラっぷりが凄い。やっぱり、次の星組新人公演は和君かなあ・・・・？
＊チギちゃんは上背が無いのが辛いなあ。
＊たっちん、ヒロイン系ではないんだけど、いいオンナ役として育って欲しい。歌声はさすが！！！たっちんが歌いだすと、空気が動く。すごいパワーを放出する歌声。
＊こういうオンナ役さん、大切にしていただきたい。
＊きゃみちゃん、はつねっち。頑張れ80期。微妙な位置にいるんだなあ、と思うんだけど、でも2人とも頑張っていた。きゃみちゃん、お疲れ様でした。最後の日まできゃみちゃんらしく、笑顔で舞台を努めてね。
＊下級生娘役、まちゃみとたっちん以外には大きな役が無いんだなあ〜。
＊つまり、アリス含め誰も見つけられなかった・・・・・・・。すいません。どこにいたんだろう・・？
＊タニちゃん率いる闘牛士チーム、若手すぎてあんまりわかんなかったけど、ただ1人目立っていたのが「春風弥里」君（漢字、あってますか？）。すっげーキザってるの！この子！！まだ若いんだと思うんですが、目立ってます。決して美形ではないんだけど、目立つんだよな。
＊全体的に、闘牛士チーム、スペイン人のはずなのに薄すぎます。もっとキザってくれ！濃く演じていいんだよ！頑張れ！！
＊とにもかくにも、宙組のコーラスパワーと群集パワーに圧倒されました。
＊いや、本当、一見の価値あります。
最後に。
タカはな退団について。
退団を意識して初めて、2人の凄さに改めて気がつきました。
正直、「もうこの2人はいいよ〜」と思っていたのですが、やはりその積み重ねてきたキャリア、年数は伊達じゃあない。
ほんとうに、この2人は「ザ・タカラヅカ」を体現していたのだなと思いました。
（でも、退団の時期はもう少し前でも良かったのでは、とも思うけどね）
あと2回分のチケットを確保できているので、しっかり公演を見て、今の宙組の姿を記憶してこようと思います。
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