オールメンバーズ?@「Across」
2006年5月3日 演劇湖月わたるダンシングリサイタル「Across」。
大好きなACT1の感想が書き終わって、ACT2はどうしようかな、と。
でも、こちらは基本的に宝塚のショーだったので、普通にしかならない・・・。
ということで、個人別の感想にします。
メンバー全員に対して書きたいこと、いっぱいあるし。
*高央りお
今回の副組長(笑)。歌の要として、じつにいい仕事振りだったと思います。
ちょっと癖のある、宝塚風な歌い方なのでACT1のJポップよりACT2の方が良かったかな。特に「テレビドラマの最終回〜」と歌う、最後の曲はえんでぃさんの熱唱で感動がいつも5割増だったよ。
あの曲、名曲だったから、本当のサヨナラショーでも、えんでぃとトウコちゃんとで歌って欲しい。そして、ワタル君を見送って欲しい。なんて。考えただけでも悲しくなるんだけどね〜〜〜。ふう。
欲を言えば、ACT2でのMCは、もうすこし上手くなって欲しかった・・・。毎回同じことを言っていたので,もう少しおもしろい風にアレンジをして欲しかったな。
そうそう、意外な発見は、えんでぃさんのダンス、嫌いじゃないかも。上手いとは思わないし、キレがあるわけでもないけど、でも悪くもないよね。けっこう好きな踊り方でした。丁寧なんだよね。
あとね、ラインダンス!あの総タイツには驚きましたが、でもスタイル抜群のタカラジェンヌの中にあって、「普通の30代女性」体型のえんでぃさんには勇気をもらいました(笑)
なんか、ほっとしたな〜〜〜。友人と初日の帰り道で、さんざん盛り上がりました。
(でも、あの総タイツは、初日は心臓に悪かったです。あれを見ると自動的に麻耶ちゃんを思い出すから)
(別の衣装でも良かったのに、なんでかな。やっぱりゴールド=サンシャイン=わたる君っていう図式なのかしら?)
*祐穂さとる
本当に「ポット君」と呼ばれていたのには衝撃を受けました。それでいいのか,君は!!
この人、83期なんですよね。コトコトと同期。ありえないくらい、普通に落ち着いてます。いや、てっきり78期位かと思っていたよ。
最近の公演ではいつのまにか「歌の人」の役割を振られていましたが(でも決してうまくはなかった)、今回の公演ではきっちりその使命を果たしてくれました。上手くなったなあ。きっと努力したんだよね。
癖のない、素直な歌いかた。音域的にはメゾかなあ、暖かい優しい歌声。
歌える人が、いま極端に少ない星組にあって貴重な戦力です。大切にして下さい。
ダンスも、つねにカウントゆっくりめな気がしましたが、手足が長いから(そう、スタイルいいのよ!ちょっとお尻が女性的なのが残念ですが)綺麗でした。
脇路線だけど、大切にしてほしい人ですね.本当に。
*琴まりえ
きれいです。自分の見せ方・魅せ方を知っている人です。舞台姿がとても華やか。
正直、4人の娘役の中で華やかさで言えば一番でしょう。お化粧も、上手い。
ACT2のピンクパンサー、出色の出来。娘役であそこまでカッコいいのは近年ないのでは?引き連れていた下級生男役の誰よりも綺麗に跳躍し、脚を高く上げ。帽子の淵をなぞる指先さえも誰よりも男前。ダンス場面でしっかり真ん中をはれる力量と存在感を見せつけました。
でも、デュエットダンスを躍らせれば、娘役としての踊りを完璧に踊ってみせる。相手役をしっかり立てて、可愛らしくも妖艶にも変身する。
プロだなあと。感心しました。
プロ過ぎて、職人系な感じもしました。トップ娘役、というタイプではないのかもしれません。月組の城咲あいちゃんに容姿も雰囲気も似ていますね。あ、芸風も似てるかも。
二人とも職人系。
ACT2のわたるさんとのデュエット、最後に登場してしっかり色っぽいお姉さんでした。深いスリットが色っぽくて。本家本元の娘役の演じる女役を見せていただきました。わたる君の肩にのるリフト。あれ、コトコト自身がバランスとって乗るの,難しかったと思う。でもそれをさらっとやってのけてくれた、コトコトは本当にプロでした。
この人は歌声もいい。割と低音の地声領域が綺麗な人。「フィーリング」とか、すごく良かった。
あ、スパニッシュのところも素敵だったなあ。スパニッシュでは、アカシ君と絡んだのですが、まあこれが、短い間に物語が見えるような視線の絡み合いを演じていましてねえ。素晴らしい。ザッツ星組クオリティ。
みらんちゃんとのオレンジ色のカップルでは、とても可愛らしく。下級生相手でも可愛らしさに手抜かりはない。千秋楽はものすごい回数くるくる回っていましたね。リフトされながら,ビックリした笑顔を浮かべていたのが印象に残りました。
*大真みらん
ぶらぼー!!!!!おおまみらん、サイコーーーーー!!!!
劇団がなぜこの人をもっとプッシュしないのか、疑問です。
でもねでもね、多分この人,来るよ。今回の公演を境に、来ると思います。
古いんですけど、樹里ちゃんが「ミーマイ」のジャッキーや「ウエストサイド」のアニタで突然ものすごく光りだした時のことを思い出しました。
おおまみらん、来ます。絶対。
すぐ1期下にれおん君という逸材がいたのが、みらんちゃんの最大の障害(ごめん)だったと思いますが、彼女はそれを自力で乗り越えました。
そして、一人のスターとして輝いてます。立派に。
「Across」の2番手を、しっかり務めていました。初日にACT2で「LOVER」を一人で歌い、鮮やかにスポットライトを跳ね返しているみらんちゃんに衝撃を受けました。
すごいよ、すごい。いつの間にこんなに成長したんだろう。とてつもなく魅力的です。お客さんをしっかりオトしていました。サンシャインの舞台空間を1人で受け持ち、充分に埋めていました。一度も新人公演主役を与えてもらえなかった子が、こうして自力で成長を遂げて輝いている。りっぱに真中を努めてる。その事実に、そしてその裏にある努力に、感服しました。
だからこそ、こうとも思います。星組の「Young Bloods!」はれおん君ではなくて、みらゆかでやるべきだったのだと。(以前にも書きましたが)
でもまあ、今回の公演を見て,劇団は態度を変えるでしょう。みらんちゃんはスターだよ。まぎれもなく,スター。
ACT1の少年姿。あんなにリストバンドが似合う少年、君だけだ!茶色のスーツにブルーのシャツ。リーマン姿も半端なくカッコいい。
ダンスは洗練されたおしゃれさが香ります。とにかく綺麗です。脚のさきから手の指先まで。丁寧で、とっても綺麗なんだけど、ちゃんと男役ダンスになっているところがすごい。
そういえば、「ロマンチカ」の青の洞窟でも、みらんちゃんのダンス、とても好きでした。
テクニックもあるよね。今更ですが、ダンサーなんだな、と。
コトコトとのデュエットダンスでは、しっかり包容力も感じさせ。リフトも初日は若干ぐらついたけど、千秋楽は「いつもより多めに回しております!」って感じで。踊りながらの顔の表情も実に豊かで、お芝居がすきなんだなあと実感します。コトコトに手を引っ張られる時の「もう、しょうがないなあ」という顔。最後に一緒に星を見上げる時にコトコトの頭に手をやって髪をなでるしぐさ。さりげない色っぽさにも、魅了されました。
女役をさせれば、絶世の美女。今回の女装に向けてやせたのか。胸元は肋骨が浮き出てきていて、もうすこし太ってもいいのではと思わせたけれど、とても綺麗で妖艶な美女。すごいハイレグなダルマ衣装で、ハイパーな美脚はもちろんのこと、太ももの付け根とか、ハンケツ状態のおしりとか(このおしりは絶品!)食い入るように見てしまいました。すげー、こんないいもん、ふだんは隠してるのか!!もったいない!!しっかり見せていただきましたよ。ご馳走様でした!!!
千秋楽では、みらんちゃんからわたる君にねっとりキスを!!これアドリブだよね。
一度離れてもう一度くっつく、という濃厚キス。みらんちゃんが離れた後、わたる君が見らんちゃんのほうを見て、『やられたな、やってくれたな』と言う感じで苦笑していました。でもかなり嬉しそうだったよ!!
そして、「ジャズマニア」のみらゆかあかし。千秋楽ではゆかりちゃんと同期でお手手を軽くタッチ。同期愛ですね。なんか良かったな。せっかくだから、ゆかりちゃんとのデュエットダンスも見たかったです。
歌も良かった。低音OK!!
いやいや、本当に、大真みらん。すごいです。大好きです。
*絢華れい
この人は、両性具有です。男役として,骨太な魅力も持ちながら、でも絶世の美女。
歌も上手くなったよ(当人比)ダンスも、シャープでとんがっていて。こういうダンス、嫌いじゃないです。いやむしろ結構好き。
同期のみらんちゃんとは、明らかに色が違うのでいいコンビ。同じ振りで躍らせても、こうもちがくなるのか、とビックリするくらい。
ACT1では、ジェームスディーンかと思いましたよ。黒髪がとても似合っていて。リーマン姿は美しすぎて堅気には見えなかったけど(笑)
ベルばらのアランもとっても良かったもんね。最近めきめき成長を遂げていて頼もしい限り。
ACT2での紫の美女。わたる君に自ら絡んでいく姿がとてもセクシーで。あれは地毛だったからのかな?ドルチェビータを思い出す,美女っぷりでした。
でも、ちょっと男前度が上がってきて、娘役は厳しくなってきたカナ。(女役はまだまだいける)でもこれはいい成長だよね。
「ナイト&デイ」も綺麗でした。(わたし的NO1の天海&麻乃ペアにはかなわないけれど)
(これは、誰がやってもこの二人を超えることはないだろうと、思ってるから)
ゆかりちゃんはこの公演で『美貌だけじゃないんだよ!』と充分にアピールできたと思う。
星組の若手として、本当に頼もしい。これからも期待しています。
*南海まり
去年の「龍星」ヒロイン経験が大きく実を結んだ。真ん中に立つという経験は計り知れない影響力をもつものだと,実感。
「うたかたの恋」のマリー、みなみちゃんで実現してよかった!!白いお衣装も本当によく似合っていて。娘役らしい、暖かさとふくよかさのある子だよね。そして可愛い。
紫の衣装でワタル君を待つ姿。心配そうに、ドキドキしている様子がとてもけなげで。わたる君が後ろから抱き付いてきたときの嬉しそうな笑顔に、見ている私まで笑顔になりました。笑顔の可愛い、姫役者。
ダンスも、超上手,ではないのだけれど、娘役らしいたおやかさで綺麗に踊ってくれました。脚あげもエレガント。赤いドレスのダンスがとても好きだなあ。みらんちゃんとのカップル、とっても素敵でした!!
歌声もとっても綺麗で、高音がよく伸びていて。
身長が高いので、組む男役さんを選んじゃうというところが、ネックなのかもしれませんが、しいちゃんとのカップルとか、バウホールで実現して欲しいな。
星の娘役はウメちゃんだけじゃないぞ!と。
*陽月華
うめちゃん。彼女もこの公演でひとまわり大きくなりました。歌、頑張ってたよね。
ダンスは相変わらずの上手さで。あれだけ細くてあの柔らかさを魅せられるのは素晴らしい。軽やかさも申し分なし。ACT1の少女は、漫画から抜け出てきたように、適役でした。
「GET CRAZY!」のはじけた笑顔、膨れた顔、元気いっぱいのダンス!!
ACT2の赤いドレスでは赤い鬘が良く似合っていて。まさにキュートでした。
ウメちゃんの課題は、いかに宝塚らしいダンスを上手く踊るか、ですね。だいぶ上手くなってきたドレスのすそ捌きを見れば分かるように、やれば出来るんだと思います。しっとりたおやかにおどるうめチャン。いつか、きっと。ね。
でも、いまの元気100%なうめちゃんの魅力は忘れないで。
この人はオーラがあるというか,体は細いけど存在感がある。娘役としてトップに立つ人なんだろう。それに納得できるだけの輝きと実力を身につけてきたなと思いました。
ACT1の最後、白いシャツにジーンズというシンプルな姿でいても、ぱっと目を引く、その存在感。すごかった。
ちりちりパーマの金髪も似合っていて可愛かったな。
もう少し太って欲しいというのは、今のスケジュールでは難しいお願いだろうか?
次はしいちゃんバウのヒロイン。お休みなくて大変だけど、でもさらに成長したうめちゃんの姿を楽しみにしています。
大好きなACT1の感想が書き終わって、ACT2はどうしようかな、と。
でも、こちらは基本的に宝塚のショーだったので、普通にしかならない・・・。
ということで、個人別の感想にします。
メンバー全員に対して書きたいこと、いっぱいあるし。
*高央りお
今回の副組長(笑)。歌の要として、じつにいい仕事振りだったと思います。
ちょっと癖のある、宝塚風な歌い方なのでACT1のJポップよりACT2の方が良かったかな。特に「テレビドラマの最終回〜」と歌う、最後の曲はえんでぃさんの熱唱で感動がいつも5割増だったよ。
あの曲、名曲だったから、本当のサヨナラショーでも、えんでぃとトウコちゃんとで歌って欲しい。そして、ワタル君を見送って欲しい。なんて。考えただけでも悲しくなるんだけどね〜〜〜。ふう。
欲を言えば、ACT2でのMCは、もうすこし上手くなって欲しかった・・・。毎回同じことを言っていたので,もう少しおもしろい風にアレンジをして欲しかったな。
そうそう、意外な発見は、えんでぃさんのダンス、嫌いじゃないかも。上手いとは思わないし、キレがあるわけでもないけど、でも悪くもないよね。けっこう好きな踊り方でした。丁寧なんだよね。
あとね、ラインダンス!あの総タイツには驚きましたが、でもスタイル抜群のタカラジェンヌの中にあって、「普通の30代女性」体型のえんでぃさんには勇気をもらいました(笑)
なんか、ほっとしたな〜〜〜。友人と初日の帰り道で、さんざん盛り上がりました。
(でも、あの総タイツは、初日は心臓に悪かったです。あれを見ると自動的に麻耶ちゃんを思い出すから)
(別の衣装でも良かったのに、なんでかな。やっぱりゴールド=サンシャイン=わたる君っていう図式なのかしら?)
*祐穂さとる
本当に「ポット君」と呼ばれていたのには衝撃を受けました。それでいいのか,君は!!
この人、83期なんですよね。コトコトと同期。ありえないくらい、普通に落ち着いてます。いや、てっきり78期位かと思っていたよ。
最近の公演ではいつのまにか「歌の人」の役割を振られていましたが(でも決してうまくはなかった)、今回の公演ではきっちりその使命を果たしてくれました。上手くなったなあ。きっと努力したんだよね。
癖のない、素直な歌いかた。音域的にはメゾかなあ、暖かい優しい歌声。
歌える人が、いま極端に少ない星組にあって貴重な戦力です。大切にして下さい。
ダンスも、つねにカウントゆっくりめな気がしましたが、手足が長いから(そう、スタイルいいのよ!ちょっとお尻が女性的なのが残念ですが)綺麗でした。
脇路線だけど、大切にしてほしい人ですね.本当に。
*琴まりえ
きれいです。自分の見せ方・魅せ方を知っている人です。舞台姿がとても華やか。
正直、4人の娘役の中で華やかさで言えば一番でしょう。お化粧も、上手い。
ACT2のピンクパンサー、出色の出来。娘役であそこまでカッコいいのは近年ないのでは?引き連れていた下級生男役の誰よりも綺麗に跳躍し、脚を高く上げ。帽子の淵をなぞる指先さえも誰よりも男前。ダンス場面でしっかり真ん中をはれる力量と存在感を見せつけました。
でも、デュエットダンスを躍らせれば、娘役としての踊りを完璧に踊ってみせる。相手役をしっかり立てて、可愛らしくも妖艶にも変身する。
プロだなあと。感心しました。
プロ過ぎて、職人系な感じもしました。トップ娘役、というタイプではないのかもしれません。月組の城咲あいちゃんに容姿も雰囲気も似ていますね。あ、芸風も似てるかも。
二人とも職人系。
ACT2のわたるさんとのデュエット、最後に登場してしっかり色っぽいお姉さんでした。深いスリットが色っぽくて。本家本元の娘役の演じる女役を見せていただきました。わたる君の肩にのるリフト。あれ、コトコト自身がバランスとって乗るの,難しかったと思う。でもそれをさらっとやってのけてくれた、コトコトは本当にプロでした。
この人は歌声もいい。割と低音の地声領域が綺麗な人。「フィーリング」とか、すごく良かった。
あ、スパニッシュのところも素敵だったなあ。スパニッシュでは、アカシ君と絡んだのですが、まあこれが、短い間に物語が見えるような視線の絡み合いを演じていましてねえ。素晴らしい。ザッツ星組クオリティ。
みらんちゃんとのオレンジ色のカップルでは、とても可愛らしく。下級生相手でも可愛らしさに手抜かりはない。千秋楽はものすごい回数くるくる回っていましたね。リフトされながら,ビックリした笑顔を浮かべていたのが印象に残りました。
*大真みらん
ぶらぼー!!!!!おおまみらん、サイコーーーーー!!!!
劇団がなぜこの人をもっとプッシュしないのか、疑問です。
でもねでもね、多分この人,来るよ。今回の公演を境に、来ると思います。
古いんですけど、樹里ちゃんが「ミーマイ」のジャッキーや「ウエストサイド」のアニタで突然ものすごく光りだした時のことを思い出しました。
おおまみらん、来ます。絶対。
すぐ1期下にれおん君という逸材がいたのが、みらんちゃんの最大の障害(ごめん)だったと思いますが、彼女はそれを自力で乗り越えました。
そして、一人のスターとして輝いてます。立派に。
「Across」の2番手を、しっかり務めていました。初日にACT2で「LOVER」を一人で歌い、鮮やかにスポットライトを跳ね返しているみらんちゃんに衝撃を受けました。
すごいよ、すごい。いつの間にこんなに成長したんだろう。とてつもなく魅力的です。お客さんをしっかりオトしていました。サンシャインの舞台空間を1人で受け持ち、充分に埋めていました。一度も新人公演主役を与えてもらえなかった子が、こうして自力で成長を遂げて輝いている。りっぱに真中を努めてる。その事実に、そしてその裏にある努力に、感服しました。
だからこそ、こうとも思います。星組の「Young Bloods!」はれおん君ではなくて、みらゆかでやるべきだったのだと。(以前にも書きましたが)
でもまあ、今回の公演を見て,劇団は態度を変えるでしょう。みらんちゃんはスターだよ。まぎれもなく,スター。
ACT1の少年姿。あんなにリストバンドが似合う少年、君だけだ!茶色のスーツにブルーのシャツ。リーマン姿も半端なくカッコいい。
ダンスは洗練されたおしゃれさが香ります。とにかく綺麗です。脚のさきから手の指先まで。丁寧で、とっても綺麗なんだけど、ちゃんと男役ダンスになっているところがすごい。
そういえば、「ロマンチカ」の青の洞窟でも、みらんちゃんのダンス、とても好きでした。
テクニックもあるよね。今更ですが、ダンサーなんだな、と。
コトコトとのデュエットダンスでは、しっかり包容力も感じさせ。リフトも初日は若干ぐらついたけど、千秋楽は「いつもより多めに回しております!」って感じで。踊りながらの顔の表情も実に豊かで、お芝居がすきなんだなあと実感します。コトコトに手を引っ張られる時の「もう、しょうがないなあ」という顔。最後に一緒に星を見上げる時にコトコトの頭に手をやって髪をなでるしぐさ。さりげない色っぽさにも、魅了されました。
女役をさせれば、絶世の美女。今回の女装に向けてやせたのか。胸元は肋骨が浮き出てきていて、もうすこし太ってもいいのではと思わせたけれど、とても綺麗で妖艶な美女。すごいハイレグなダルマ衣装で、ハイパーな美脚はもちろんのこと、太ももの付け根とか、ハンケツ状態のおしりとか(このおしりは絶品!)食い入るように見てしまいました。すげー、こんないいもん、ふだんは隠してるのか!!もったいない!!しっかり見せていただきましたよ。ご馳走様でした!!!
千秋楽では、みらんちゃんからわたる君にねっとりキスを!!これアドリブだよね。
一度離れてもう一度くっつく、という濃厚キス。みらんちゃんが離れた後、わたる君が見らんちゃんのほうを見て、『やられたな、やってくれたな』と言う感じで苦笑していました。でもかなり嬉しそうだったよ!!
そして、「ジャズマニア」のみらゆかあかし。千秋楽ではゆかりちゃんと同期でお手手を軽くタッチ。同期愛ですね。なんか良かったな。せっかくだから、ゆかりちゃんとのデュエットダンスも見たかったです。
歌も良かった。低音OK!!
いやいや、本当に、大真みらん。すごいです。大好きです。
*絢華れい
この人は、両性具有です。男役として,骨太な魅力も持ちながら、でも絶世の美女。
歌も上手くなったよ(当人比)ダンスも、シャープでとんがっていて。こういうダンス、嫌いじゃないです。いやむしろ結構好き。
同期のみらんちゃんとは、明らかに色が違うのでいいコンビ。同じ振りで躍らせても、こうもちがくなるのか、とビックリするくらい。
ACT1では、ジェームスディーンかと思いましたよ。黒髪がとても似合っていて。リーマン姿は美しすぎて堅気には見えなかったけど(笑)
ベルばらのアランもとっても良かったもんね。最近めきめき成長を遂げていて頼もしい限り。
ACT2での紫の美女。わたる君に自ら絡んでいく姿がとてもセクシーで。あれは地毛だったからのかな?ドルチェビータを思い出す,美女っぷりでした。
でも、ちょっと男前度が上がってきて、娘役は厳しくなってきたカナ。(女役はまだまだいける)でもこれはいい成長だよね。
「ナイト&デイ」も綺麗でした。(わたし的NO1の天海&麻乃ペアにはかなわないけれど)
(これは、誰がやってもこの二人を超えることはないだろうと、思ってるから)
ゆかりちゃんはこの公演で『美貌だけじゃないんだよ!』と充分にアピールできたと思う。
星組の若手として、本当に頼もしい。これからも期待しています。
*南海まり
去年の「龍星」ヒロイン経験が大きく実を結んだ。真ん中に立つという経験は計り知れない影響力をもつものだと,実感。
「うたかたの恋」のマリー、みなみちゃんで実現してよかった!!白いお衣装も本当によく似合っていて。娘役らしい、暖かさとふくよかさのある子だよね。そして可愛い。
紫の衣装でワタル君を待つ姿。心配そうに、ドキドキしている様子がとてもけなげで。わたる君が後ろから抱き付いてきたときの嬉しそうな笑顔に、見ている私まで笑顔になりました。笑顔の可愛い、姫役者。
ダンスも、超上手,ではないのだけれど、娘役らしいたおやかさで綺麗に踊ってくれました。脚あげもエレガント。赤いドレスのダンスがとても好きだなあ。みらんちゃんとのカップル、とっても素敵でした!!
歌声もとっても綺麗で、高音がよく伸びていて。
身長が高いので、組む男役さんを選んじゃうというところが、ネックなのかもしれませんが、しいちゃんとのカップルとか、バウホールで実現して欲しいな。
星の娘役はウメちゃんだけじゃないぞ!と。
*陽月華
うめちゃん。彼女もこの公演でひとまわり大きくなりました。歌、頑張ってたよね。
ダンスは相変わらずの上手さで。あれだけ細くてあの柔らかさを魅せられるのは素晴らしい。軽やかさも申し分なし。ACT1の少女は、漫画から抜け出てきたように、適役でした。
「GET CRAZY!」のはじけた笑顔、膨れた顔、元気いっぱいのダンス!!
ACT2の赤いドレスでは赤い鬘が良く似合っていて。まさにキュートでした。
ウメちゃんの課題は、いかに宝塚らしいダンスを上手く踊るか、ですね。だいぶ上手くなってきたドレスのすそ捌きを見れば分かるように、やれば出来るんだと思います。しっとりたおやかにおどるうめチャン。いつか、きっと。ね。
でも、いまの元気100%なうめちゃんの魅力は忘れないで。
この人はオーラがあるというか,体は細いけど存在感がある。娘役としてトップに立つ人なんだろう。それに納得できるだけの輝きと実力を身につけてきたなと思いました。
ACT1の最後、白いシャツにジーンズというシンプルな姿でいても、ぱっと目を引く、その存在感。すごかった。
ちりちりパーマの金髪も似合っていて可愛かったな。
もう少し太って欲しいというのは、今のスケジュールでは難しいお願いだろうか?
次はしいちゃんバウのヒロイン。お休みなくて大変だけど、でもさらに成長したうめちゃんの姿を楽しみにしています。
コメント