では、さくさくと続きに行きましょう。

【君がいるだけで】
ここから、出演者全員がちゃんと大人になります。
男のコたちも、ちゃんとオトナになってる。
ああ、こういう感じ、社会人になって2年目の時に感じたよね。スーツ姿が急に板についたというか、社会人として落ち着いたというか。
同級生が急に男性として視界に現れてくるドキドキ感。

それを実感させてくれたのが、そう、みらんちゃんです!!
いやあ、なんなのあのカッコよさは!ジーンズにシャツ姿だったオトコノコが、スーツの似合う男性ににしっかり成長したよ!しかも、ちゃんと少年時代の面影も残しながら!!
青いワイシャツ姿のみらんちゃんにハートをい抜かれました。やばい。
歌いだしもイイ!カッコいい!!!低くて響く歌声!いつの間に、いつの間に、こんなにカッコよくなったんだろう・・・。
エンディさんに歌い継ぐ前にネクタイ直しながら足元きゅきゅっとする振りが超ツボです!ああ、なんて可愛いんだろう!カッコいいんだろう!!!
みらんちゃんがカッコいい系「外資系銀行マン」だとしたら、えんでぃさんは堅実に「一部上場の一般企業」、ポットくんはちょっとおしゃれに「商社」、そしてゆかりちゃんは、絶対にかたぎじゃないよね!!えっと、ホストですか?
黒髪に、シャープな美貌が映える映える!半端ない美しさ。
クラスに一人くらいはかたぎじゃない道に進んじゃうオトコノコもいるんだよね〜。でも、きっとこの子は結構家庭的(妄想)(笑)。
アカシは銀行員。
わたる君は、微妙にホスト系も入っているような・・・・でもちゃんとリーマンっぽさもあったしな。うん、「外資系の証券会社」かな。ゴールドマンサックスとかそんな感じ(独断と偏見)。

オトコノコたちがスーツ姿なら、女の子たちはみんな茶色のスリップドレス姿に。
ウメちゃんがね〜、痩せすぎで痛々しいのよ。肩とか腕とか。女の子はもうすこしふっくらしていた方が可愛いよ、絶対。上半身が華奢すぎるのに、ドレスにあわせて胸を作っているので、不自然さも出てたしね。
ことことのダンサーらしい娘役体型と、ふくよかさとやわらかさを感じさせながらも決して太ってはいないみなみちゃん、案外しっかりした体の有花ちゃん、それぞれに素敵でした。

ここでは、みらんちゃんとカップルになっているらしいウメちゃん(でもわたる君がやっぱり気になる)と、女の子たちに「ウメちゃんのところに行きなさいよ!」と言われているワタル君(こちらもウメちゃんが気になるのに素直じゃないからみなみちゃんと踊りだす)の姿が。
みらんちゃんは、うめちゃんの手を取る前にズボンで手をゴシゴシ拭いていて、さすがにつばをつけるのは辞めたけど、でもやっぱり昔からの性格は変わらないや、って。こんなところも小芝居キング。ワタル君に気を取られてるウメちゃんを引っ張って「お前の彼氏は俺だろ?」ってやるところも、まさに漫画みたいで可愛かったな。
カップルになって踊るすがた、とっても可愛かったです。ワタル君はウメちゃんとは踊らず。コトコトと少しだけ絡みます。最後は、えんでぃさんの肩にでをやって後ろ向きで。
上手はじでは、みらゆかがふたりでわたる&えんディと同じような感じになってます(二人とも正面向いていますが)。わたるさんが後ろを向いてしまうので、その大きな背中にも充分引かれつつ、上手のみらゆかにも視線をうばわれてしまう、浮気者な私・・・・。

余談ですが、ここの手拍子が変わったのは29日の12時公演から?初日観劇時は普通の手拍子だったのに、「たん、たたん」っていう風に変わってました。アイドルのコンサートのようだ・・・。いや、でも合間の「ふー!」っていう掛け声はどうなのよ?

【ムーンライトダンス】
ウメちゃんにスポットがあたって一人で動き出します。みんながハケた後で、ステージ上のラジオの近くから歌いだし。
ここね、サビ以外はうめちゃんの音域と美里の曲がうまくあってます。雰囲気,上々。
サビは歌がきつい。うめちゃん、歌、頑張れ!!
うめちゃんに絡むのは下級生男役。一番手のアカシの登場に「おお、夢の同期デュエット!」と嬉しくなりますが、ちょっとした絡みでアカシはふられてしまいます。でも、ここのアカシの表情がまたいいんですよ(基本、アカシ君相当好き)!!冷たい目つき,クールな口元。ドイちゃんは歯牙にもかけてもらえないって感じで、ともみんも冷たく突き放され、一輝慎ちゃんも「ほっといてよ」って感じにふられます。
その後、上手に男役、下手に娘役それぞれ4にんでウメちゃんの歌で踊ります。ここでも気になるのはアカシ君。この4人になると、一番スーツが着れてるのはやっぱりアカシ君なんだな。みらゆかとは差がありますが。やはりスーツは上級生がうまい。
娘役では、有花ちゃんの切れのよすぎるダンスも目に入ってきました。

素直になるって難しい。そして、意地を張ってしまったが為に失ってしまったものって、ただ単に失ったものよりも、ずっとずっと痛いんだよね。
最後、下手奥の走りこむウメちゃんが切なくて、胸に痛いです。

【風のLONELY WAY】
トレンチコート姿のえんでぃさんにポット君、みらんちゃんはスーツ姿のままで。(あ、でも上着を脱いでいたかも?)コトコトのトレンチ姿がオトナっぽくてカッコいいです。
歌いだしはえんでぃさん。次がぽっと君。この人の声は素直で癖がなくて,とても胸に入ってきやすい。「ロマンチカ」の頃は歌の人という認識はありませんでしたが,最近劇団から与えられる役割を理解して努力してるんだと思う。うまくなってきた。
3番目がみらんちゃん。いいです。うまいです。泣けるんだよね、みらんちゃんの低音(しっかり出てます!)で「別れを選んだ君の勇気,悔やまないで」なんで言われちゃうと。
ゆかりちゃんが続いて歌いますが、ここは初日から安定していました。
下級生にも歌いついで行って、サビはみんなで合唱。これが感動的なんだな。ぐっときます。大人になるって切ないなあ。胸が痛いなあ。
傷つくことを繰り返して、繰り返して、そして人はオトナになっていくんだなあ。
一人一人がちゃんと芝居していて、みらんちゃんの悔しそうな顔、そしてそれを吹っ切ったような自嘲的な笑顔、ふっとこぼした切なげな顔。。。。。ゆかりちゃんはそのシャープな横顔に苦しみをたたえていたし、えんでぃさんとポット君はもう少しオトナの顔をしていました。アカシは、下を向いていたけど、最後は前を向いて歩き出したよね。
もう、いくつ目があってもありませんでした。全員を見れなかったのが、本当に心残りです。
そして、ここでも、その切なさに涙。

【One More Time One More Chance】
スーツの上着を脱いだわたる君。千秋楽に気づいたんですが、靴はハイカット気味のスニーカーを茶色に染めたものだったように思いました。
失ってしまった恋人への想いを込めた、せつな過ぎるダンス。声にならない声が聞こえてきました。この人、本当に全身で気持を表わすのがうまい!!
「One More Chance」っていうところの手をかくかくってする振りが好き。なんか手の表情に切なくなります。
歌は上級生4人の歌い継ぎ。最初はゆかりちゃん。その美貌に反して実は男らしい、骨太な感じがこの人の真骨頂だったりするんだよね。そして、ポット君。あたたかいなあ。
えんでぃさんは、さすがの歌いこみぶり。最後はみらんちゃん。この声で泣けます。「桜木町で」「出来ないことはなにもない」スポットは薄暗く、顔をはっきりきることは出来ないんだけど、でもこの人も全身を使って歌っているから。ワタル君のダンスとあいまって、もう涙が止まりませんでした。
みらんちゃん、ありがとう。

わたる君は、床にころがってみたり、本当に全身を使って踊っていて。髪を振り乱して、汗を飛ばして。この人の、一生懸命さが好きです。迷いなく一所懸命なところがとても好きです。
最後、髪に手をつっこんで苦しそうなかおを伏せて。せつな過ぎて、呼吸が止まります。

【ラブ・ストーリーは突然に】
ベタ過ぎてもいいんです。これでOK!!
この曲のイントロ、はっと顔をあげて、何かを探しながら走り出すわたる君が好きです。
そして、お約束どおりすれ違いで走ってくるうめちゃん。
このダンスも好きだなあ。手をパンってやるサビのふりとか、まさに心にズキュンときます。あと、「君の為につばさになる」ところとか。
「今、君の心が動いた」でめぐり合い、「君を誰にも渡さない」で抱きしめる!!!!
いいですいいです!!!最高です!!!
しかも、魂を込めて歌い上げるわたる君が本当にリアル男子で、最高です!!!!
この場面に言葉は要りません。
みていれば,全て分かります。感じます。

しかし、このころのラブソングってこんなに直接的な歌詞だったんだなあ、と。
でもその直球具合がたまらなくいいですね。
恋をしたくなった。

【FOREVER MINE】
ちょっと反則で、これだけ最近の曲。映画「東京タワー」の主題歌。
先日やっていたテレビ放送を見ておいてよかったです。(それまで知らなかった)

急にオトナの歌詞で「くちづけして落ちて行こう 本当の愛のしじまへ」とか。
ちょっとドキドキする内容ですが、でも変にエロくならないで清々しく歌えるのが、わたる君のキャリア。実力。
リアル男子、湖月わたるがそこにいました。
もう、思い出しただけでも泣けてきます。
ACT1を通して思い出していた,自分の青春時代の甘酸っぱい思い出に。そして、舞台上にいる、今の私の最愛の人への切ない思いに。
わたる君以外の全員がブルージーンズに白いシャツすがたで、とっても清清しくて綺麗でした。すっきりした、飾るもののないシンプルな美しさ。
プログラムでオギーがいうところの「全員が正しく夢の世界に生きて、自分たちの夢を信じている」人たちの、核のしっかりとした、芯のある美しさでした。
みんなでいっせいに手を上げて踊るところとか、もう,しっかり見たいのに涙で前が見えないんだよ〜〜〜〜。

本当に,本当に、わたる君が好きだなあ。
この人が好きだなあ。この人の全てが好きだなあ。

この人たちのことが、好きだなあ。

最後はわたる君だけ腰をおった丁寧なお辞儀で幕。
本当に幕が下りる直前、手を伸ばすんですよ。客席に。
それがまた涙を誘ってねええ。

ACT1、大好きです。
ACT2より好きかも知れないくらい、大好きです。

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