久々の新人公演観劇でした。
2月28日18時半。
仕事を終えてぎりぎりで駆け込んだ席は2階最後列。でもいいの。見れるだけで。
まとぶん移動後、星の新・貴公子になりつつある礼音くんの最後の新人公演でした。

幕開き。
小公子は研1の天寿光希ちゃん。主席の子だよね、確か。
ちょっと背が小さいな〜。隣の娘役ちゃんと同じくらい?顔ははっきりしていますが。
歌は可愛い可愛い。声もナチュラルに高くて。
小公子や小公女は、新人公演の配役くらいがぴったり来る役だよね。本公演のしゅん君も可愛いけど、でもあの学年の男役さん(もっともっと男役として頑張りたいし勉強したいだろうに)にああいう可愛い役をやらせてしまうのは、いかがなものかと思うので。
脚がぷにぷにだったのはご愛嬌。大丈夫、きっとあと5年もすれば痩せるから。
(でも、ふくらはぎが太いダンサー足だったので、それは治らないかも?)
小公女は二人とも可愛かったな。特に、上手側。

主要キャスト順に感想を。

今回が最後の新人公演のれおん君。
さすがの安定感。そして、群を抜く華やかさ!!!
2階後方席でも感じるキラキラパワー。
劇場の空気を一気に変える存在感、きらびやかな迫力。
この華やかさは凄い!只者ではありません。この子はやっぱり逸材だ!!!!
歌も、安定していました。声量も十分。緊張していただろうに、しっかり声が伸びていたのが印象的でした。
白い宮廷服が似合っていてかっこよかったです。
(お顔は痩せたように思いました。あごのラインがシャープになったよね)
宮廷服では脚もきれいだな、と思って見ていたのですが、軍服になると新人公演学年ならではの「太ももむっちり感」が炸裂していました。
白いスターブーツの上に乗ってしまっていたお肉・・・。あれは目立っていたなあ〜。
もう少し足やせするといいね。
本公演にはない唄を歌っていました。いいなあ。
踊るシーンも立ち回りもないフェルゼンでしたが、十分に芝居と歌で魅せていました。
れおん君、成長したな〜。立派だなあ〜。
今後、本公演でどういう使われ方をしていくのか、心配もありますが、ずっと見守って行きたいですね。

アントワネット=ウメちゃん。
痩せすぎだ!!!!頼む、もう少し太ってくれ!!!!!
ドレスの着こなし、鬘は良かったです。さすがに場数を踏んできてのアントワネット。
わっかのドレスにあの細い体が埋もれちゃうかな、という心配をしていたんですが、そこはそこそこ魅せる術を身につけてきたんだな、と思いました。
でも歌いだすと・・・・。声は細いし、小さいし。
悲しいかな、歌いだしたとたんに「あちゃ〜」てきな空気が場内に流れました。
本公演のとなみちゃんが、すごい貫禄で見せているだけに、うめちゃんにはちょっと厳しかったかな。
変だな〜、「龍星」のときは「あ、うめちゃん歌上手くなったな」と思ったのに。今回の新公でのお歌は「王家〜」の時以上にヤバイ感じでした。
うめちゃん、大好きです、将来は真ん中に立つ娘役さんだと思っています。
だからこそ、今は本気で歌の勉強をして欲しいです。
鬘は普通でした。あの豪華な帆船は乗っていませんでした。
メイクは・・・ちょっと恐かった。もう一息!頑張れ!!!(っていうか、顔が痩せすぎなの)
細い体に説得力があったのが、牢獄のシーン。お芝居良かったです。
確実に成長をしているウメちゃん。これからも頑張れ!!

続いて、オスカル=しゅん君。
予想ではもっと「オスカル」って感じと思ったんだけど、登場シーンではまだまだ堅くて、う〜ん・・・・・。鬘が微妙に似合ってないのかなあ〜??
歌も、歌いだしとか不安定で。去年の「長安〜」の時の歌手の役は上手かったのにな?
やっぱりベルバラの重圧なのか?プレッシャーなのか?
白いロングブーツがきつそうだったのも気になりました。
お顔もまんまるだし。
基本的に、しゅん君のオスカルは「女の子」。相当「女の子」。
ブイエ将軍に対峙するカーテン前なんて、本当に「中学生の女の子」のようでした。
可愛いんだけど、「オスカル」というのにはちょっと幼すぎる役作りかなあと思いました。
アレだけ幼いと「愛の巡礼」が厳しい。
「今宵一夜」はアンドレの幼さも相まって、「少年少女の初めての夜」風味でした。
(もしかして、夢乃聖夏ちゃんは初ラブシーンだった?)
「お前は私が好きか?愛しているか?」なんて、もう声も高くて完全に女の子。
なんかイケナイモノを見てしまったような気すらしました。
(でも、二人とも頑張っていて形としてはキレイでしたよ)
幼いだけに感情の起伏が大きくて、後半に行くに連れてテンションの上がり方が尋常ではなく、その勢いに観客はいやおうなく引っ張られていくようでした。
特にバスティーユ。アンドレが撃たれている姿に絶叫するオスカル。途中からは両手を伸ばしていて。その両手が何度も何か(アンドレだよね)をつかもうとして空を切るんですよ。もう、見ていて切なくて切なくて。
「シトワイヤン」×3、最後の「シトワイヤン、行こう」はものすごい勢いで絶叫!!!!
男役声での絶叫!!
この声きいて、鳥肌がたちました。胸がかきむしられるようでした。涙が出ました。
この一言にこれだけの説得力、迫力、爆発力がありました。
それだけで、しゅん君のオスカルは大成功だったといえるんじゃないでしょうか。

夢乃聖夏ちゃんのアンドレ。
見た目はスッキリしていて、大劇場のトウコちゃんアンドレ風。
見た目で「お、いいじゃん!」と思っただけに、銀橋ソロにはずっこけました。
歌〜〜〜^歌〜〜〜〜〜、うた〜〜〜〜〜!!!
ヤバイ、ヤバイ。頑張れ、頑張ってくれ!!!
緊張していたのは、2階席からでもわかった。がちがちだったよね。
銀橋だって初めてだよね。
でもお芝居は良かったですよ。少年風味のアンドレ。
「今宵一夜」もしっとり感や感動は薄かったけど、初々しさに満ち溢れていて。新人公演ならこれもアリかもね。
橋の上でもすごく一生懸命さが伝わってきて、アンドレらしかったです。

彩海早矢ちゃんはブイエ将軍。心配していたおひげも似合っていて、良かったです。
芝居も上手いね。若さは否めませんが、思ったよりもずっと良かった。
目がね、すごくいいのよ。眼光鋭い。
この子、ちゃんとチャンスを与えれ上げれば相当モノになると思います。
キレル・クール系の2枚目でいけるよ。(芝居は熱いけど見た目はクールでもいける)
雰囲気は、園加ちゃんに似てるかな?(あ、だから好きなのかも!)
次回の新公から最上級生かな?多分、和涼華ちゃんが来るから主役は彼女なんだと思うけど、あかし君の主役も見てみたいです。
あ、あかし君といえば、オープニングの薔薇の青年Aも超かっこよかったことを忘れてはいけないですね★
いきなりポーンと目に飛び込んできました。本当にキレイでした。

ベルナールとジェローデルは、ごめんなさい、あんまり印象にないな。あ、でも「ヘタ」って印象もないから、無難だったのか。
ロザリーのみなみちゃんは、でかいけど凄く可愛かったです。ちゃんと、骨があって、肉があって、血の流れているロザリー。
お芝居が自然で、とてもよかったです。

ルイ16世。天霧真世ちゃん。イイ!!!いいよ!!!このルイ16世。
年齢設定もちゃんと「マリーの1歳上」に見えました。変におじいちゃんに作っていなかったのがとても良かったです。

おば様+お嬢様方のシーン。
ここは、上級生の上手さを実感させられてた場面でした。
新人学年ではつらいね〜。
エレナちゃんの衣装を着ていた、せあらちゃんが1人異常に可愛かったです。
(でも胸はガバガバ 笑)

シモーヌはふありちゃん。可愛い可愛い。ちいさくて、細くて。
お芝居は、着実ですね。上手かったです。

アントワネットの子供時代。蒼乃夕妃ちゃん。可愛かったよ〜。歌は、安定感では本役さんには劣ったけど、「嬉しい!」気持ちが前面に押し出た歌い方で、とってもアントワネットらしかったと思います。
そしてママのマリアテレジア女帝。この人、良かったです!!!えっと、華美ゆうかちゃんだったかな?
老け役に作らず、ゆったりとした台詞回しと、語尾の処理、そして優しい目線で、女帝らしさと母親の心配を見事に描き出していました。凄い、良かった!!!上手かった!!

アラン。・・・・・誰だっけ?目がキラキラしていてとても目立っていました。お化粧が上手。宝塚において、舞台姿がキレイであることはとても意味があると思います。最後の「隊長!〜」の台詞もよく声が出ていました。

気になった人はこの位かな〜。全体的に、とても芝居のレベルの高い新人公演でした。
星組、いいなあ、下級生までみんながとっても熱い!!

れおん君の最後の挨拶。わたる君も客席で立ち上がって拍手をしていたとか。
(2階席からは見えませんでした)
そんな話を聞いちゃったら、それだけで泣けちゃうね。

れおん君を初め、これで新人公演卒業だった皆さん、お疲れ様でした!
そして、下級生の皆さん、これからも頑張って!!!(特に歌)
星組大好きです!

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