星組「ベルバラ」@東京 1回戦
2006年3月3日忘れないうちに。
星組東京公演「ベルサイユのばら」。2月25日(土)15時半。VISA貸切公演を観劇してまいりました。
大劇の時とは違う、星組(+専科さん)だけの公演。
オスカルはトウコちゃんで、アンドレはしぃちゃんでした。
大劇場で見たときは、どうしてもオスカル特出に目が行ってしまう、まさに「祭り」だったのですが、すこし時間をおいて東京(自分のホーム劇場)で見てみると、普通に星組公演として落ち着いて見ることが出来ました。
まあ、落ち着くとは言っても、わたる君の退団発表とかあったから、その意味では落ち着いてはいないのですが。
公演として、作品としてはゆっくり見られたかな。と。
幕開き。特に変更はなかったと思います。
トウコちゃんのオスカル、可愛い!!着ていた衣装は、ユウヒ君とは違ったような?
もともと、この配役に心配はなかったですが、さすがはトウコちゃん!品良く可愛いオスカル姿でした。
これは言うのはどうかとも思ったのですが、サイズがまたぴったりでね〜。
でっかいわたるフェルゼンに対して、可愛くて華奢なトウコちゃん。
私はコムカルを見ていないからアレなんですが、トウコちゃんのオスカルを見ると
やっぱりユウヒ君はでかかったなあ〜、と。
きっとコムちゃんとトウコちゃんはほぼ同じ背丈だよね。
オスカルとフェルゼンのバランスとして、わたる君とトウコちゃんの二人のサイズはピッタリでした。
この場面のわたる君の衣装がとても好きです。白い宮廷服。
そりゃまあ、軍服のほうが好きではあるんですけど、この宮廷服は地模様の織が入っていて(他の宮廷服はぺら生地なのが不満です、だって貴族なんだからさあ。)凄くキレイ。
そして、オスカルとフェルゼンの後ろで踊る、薔薇の少年たち(?)。
しぃちゃんのキラキラ笑顔はやっぱり素敵です。トヨコちゃんも可愛いのよね〜。すごく目に入ってきます。
(っていうか、この「ベルばら」になってから、トヨコちゃんが本当に良くなったと思います!キレイになった。自然にすっと目に入ってくるんだよね)
そして、上手の一番端で踊っている下級生。オペラなしで見ていて(この日は1階A席で観劇してました)、ぱっと目に飛び込んできました。
かわいい〜〜〜!相手役さんと笑いあっている横顔がとってもキラキラしていて、
「だれだ?」とあわててオペラグラスを持ち上げました。
あかし君でした!!!
やばい、私の中で「プチ・あかしブーム」が始まってる?もしかして?
「龍星」の時の飛雪役がとっても良かった、あかし君。頑張ってますね。白いヒラヒラ衣装もとっても似合っていて、素敵でした。
そして、お芝居が始まって、マリアテレジア登場。このときに、音花ゆりちゃんが一緒に出てくるようになっていました。(ムラでは後から登場だった)
アントワネットの支度が出来たかどうか、向こうのほうを気にする芝居がついていましたが、これがちょっと不自然。(いや、コロちゃんの芝居が変なのではなく、作品の流れとして、アントワネットの支度が出来てからそれを報告に来る、というのが自然だと思うのですよ)
ワッカのドレスを気にして横向き(若干かに歩き)で上手から出てくるコロちゃんがちょっとお気に入りだったので、この変更は残念でした。
ま、小さい問題だけどさ。
アントワネットのお嫁入り。ピンクのドレスの少女たちは、相変わらずあまり似合っているとはいえません。あの鬘は難しいんだよね〜。
でも上手一番端の子だけは可愛かった!あれ、誰なんだろう?ブリブリっぷりがとっても可愛かったです★
プログラム見てみたんだけど、ちょっと判別できず。残念。
娘役たちの場面。曲が長くなりましたね。台詞も増えたし。
全員に台詞がついたのは単純に良かったな,と。
でも曲は伸ばさなくてもいいんじゃない?
この場面を伸ばすくらいなら、アンドレの目の負傷を入れてくれ。(懇願)
コトコトが圧倒的な華やかさ。可愛いなあ。そして、なぜか目を奪われるエレナ嬢。
その原因は谷間だけではない筈だ(笑)。不思議な存在感があるね、彼女。
ももかちゃん、大好きなんだけどあの台詞回しはキライ。
なんで声がひっくり返るんだろう、聞き取りにくいよ。もっと普通に話して欲しい。
トウコちゃんのオスカルは、普通に可愛い。
台詞回しにちょっとアイーダちゃんが入っていて、「おや?」と思ったところもありましたが、可愛かったよ。
対するしぃちゃんアンドレは、全ツの時と同様にかっこよかった。黒髪が似合うなあ。
しぃちゃんは愛情がたっぷりで、みていて幸せな気持ちになります。
パパに張り倒されたオスカルに駆け寄るアンドレ。
本当に心配そうな風情にあふれていて、いい男だな。アンドレって。
でも、歌はトウコちゃんアンドレに軍配が上がります。
やっぱり上手いんだわ〜。トウコちゃん。
「愛の巡礼」も上手かった!
(語尾の伸ばしかたは「愛のじゅんれ〜〜〜〜〜ぃ」って感じでした)
ユウヒ君も特にドキドキすることなくちゃんと歌っていたのだけれど(有名な曲だし、メロディー歌っているしね)やっぱり歌の上手い人が歌うと違うんだわ、と実感。
あ、でもしぃちゃんの歌も、しぃちゃんらしさにあふれていて、大好きですけどね!!
フェルゼンの屋敷の場面。いきなり窓から現れるメルシー伯爵。
こんな警備の甘い貴族の屋敷があっていいのか?
「お取次ぎも願わずに、貴族としてあるまじき振る舞い」って、お取次ぎどころか他人の屋敷に忍び込んでるんだから、貴族じゃなくて一般人でも犯罪だろ。
そして「それはかまいませんが」とか言っちゃってるフェルゼンもおかしい。
もう、この場面、設定もおかしければ内容も内容なので、眠くなるのはいたし方ありません。(きっぱり)(みなさんも寝ていいよ)(わたるファン失格)(ごめんなさい)
そして王妃様にお別れを言ったあとのフェルゼン。
ムラでは、下手の袖(2袖だったかな)に引っ込む→カーテンが閉まる→下手カーテン前から登場する→上手から出てきたオスカルと会う、という流れだったのに、
東京では閉まったカーテンの中央から出てくる設定になっていました。下手に去ったフェルゼンがその直後に中央から出てくる、違和感。凄く気持ち悪かった。
そして、オスカルの登場のタイミングも早くなっていて、カーテンが閉まる前、アントワネットの「私の青春は〜」の独白から上手にいるようになっていました。
舞台中央でアントワネットが切々と悲しい台詞を言っているのに、上手端でオスカルがピンスポ浴びて立ってるって、ヘン!!!
大劇場のままでよかったじゃん。なんで変えるのよ?
ここの最後のオスカルの台詞、「自分の心に封印をしています」は、ユウヒ君とはものすごく言い方が違っていて、役代わりの面白さを感じさせていただきました。
どっちがすきか、は人それぞれだよね。
(私はユヒカルかな)
1幕ラストのシーンは、どうしても「わたる君の退団」とかぶってしまい、素直な気持ちでは見れません。大劇では泣かなかったのに、東京では大泣きしました。
去っていくフェルゼンにわたる君自身の姿が重なってしまって・・・・。
大劇でもジーンとして胸が熱くなったので、ここが名場面なのに間違いはないんです!
でも、退団という邪念(観劇中はね)が入ってしまう分、純粋にこの場面に感動できなくなってしまった自分を感じました。
そういう意味でも、大劇場で見ておいて良かったなあ。
純粋に芝居の1場面としてきちんと見る、感じることをしておいてよかったなあと思います。
余談ですが、この宮廷のシーンで歌うアントワネット様、ちょっと声がつらそうだった。
となみちゃんも風邪気味なのかしら?
皆さん本当にハードスケジュールでやっているので、心配になります。
そして、2幕へ。
ジェローデル、かっこいいわ。ホント、今回のすずみんはツボです。
いきなり華やかさと美しさ倍増!
しかも、この人、やっぱり芝居上手いよね。説得力があります。
「今宵一夜」。
星組版のオスカルとアンドレの二人は完璧にサイズぴったりで、見ていて何の違和感もありませんでした。
「今宵一夜」の流れ星を見ているオスカルの肩を抱くアンドレ、というシーンをようやく見れました。ユウヒ君の時はカットになってしまったので。
この2人でなら出来るのね。ちょっとビクっとなるオスカルの背中が可愛い。
うん、女の子ってこういうものだよね。
(でも、なんのためらいもなく肩を抱くアンドレも素敵よ〜!)
キスシーンは極普通。「ちょっとこわいの」というトウコちゃんの表情が素敵でした。
でも、実際にアンドレの顔が近づいてきたら、むしろ積極的なくらい(色っぽかった)にアンドレに腕をまわすオスカルさま・・・・。
やっぱりトウコちゃんのラブシーンは、ただでは終わらないのだっ!!!(大好き)
ちなみに、大劇トウコアンドレの「唇をまさぐるように顔の角度を変える」動きは、
しぃ様にはございませんでした(笑)。
バスティーユ。
アラン役がゆかりちゃんでちょっとビビル。あ、そういう役代わりなんだ!
単純に嬉しかったです。良かったね、いい役がついて。
黒髪の美しい、カッコイイアラン君でした。声も良く出ていたよ。
しかし、この場面、何度見ても「裏切り者!」って罵られて腰のサーベルに手を掛けてしまう衛兵隊士たちに違和感があります。
特に、みらんくん。みらん君はももかちゃんに向ってサーベル抜いちゃうんだよね。やばいだろ〜。丸腰の市民、しかも女性に向って剣を向けるなんて、どう考えても変だ。
「べるばら」にいまさら突っ込みは無用、と思いつつ。高まりかけた気持ちが冷めてしまうので・・・・・。
「アンドレ!この戦闘が終わったら結婚式だ!」の台詞がアイーダちゃんでした。
そしてこの一言を言われたアンドレは心底驚いた顔をしていました。
・・・・・・え?(笑)
この表情って、アンドレは「オスカルは俺のオンナだ」とは思っていなくって、あの夜だけ、本当に「今宵一夜」だけ、自分の相手になってくれたのだと思っていたのかしら?
だから、「結婚だ!」なんていわれちゃって驚いているのかしら?「え、マジ?」みたいな。
オペラでしぃちゃんピン録りしていて、思わず笑ってしまいました。
(マジで。そして、隣の人に振り向かれました。そりゃそうだよね。普通の人はここでは笑わないよね)
アンドレが死ぬ場面。これは誰がやっても不死身すぎておかしいんだな〜。
しかも、しぃちゃんは、一度橋の上に倒れました。ばーんって。
「え、これでこれで死んじゃうの?」って思っちゃいましたよ。
そしたら、むくっと起き上がったの!!!!!
もう、爆笑!!!
起き上がった、起き上がったよ、アンドレ!!!
生き返っちゃったよ!!!!
もうこれは笑うしかないでしょう、笑ってくれって言われているんでしょう?
(そして隣の人にまたじろっと見られてしまいました。そりゃそうだ、普通はこのばめんで泣きはしても笑わないよね)
でも、トウコオスカルはそんなアンドレに対して笑うこともなく(当然)、必死の叫びを繰り返しておられて。
最後の戦闘ダンスの後は、私もさっきの笑いを忘れて涙しました。
トウコちゃん、上手いな。さすがだ。
でも、このアンドレの死でお笑いモードに火がついてしまった私が、
フェルゼン様の馬車のシーンの背景の映像の中に、走ってフェルゼンを追いかけるジェローデルの姿を探してしまい(もちろんいない)、ひとりでツボッている内に、物語はさっさと進んで、牢獄の場面に。
ここはね〜、わたるファンとしては本当にいけないんだけど、眠くなります。
いや、フェルゼンが出てきてからはいいんだけど、メルシー伯爵がね。
私、メルシー伯爵が苦手みたいよ(笑)
牢獄にしのんできたフェルゼンさま。
王妃様に「早く逃げましょう」ということで、マントで包んであげますが、どうしてより目立つであろう赤い色のほうで包むの?紺のほうが闇に紛れやすんじゃないの?(笑)
突っ込みどころは沢山ありつつ、でも主役二人の熱演でジーンとしながら見れてしまうのも、このシーン。
最後の「王妃様〜〜〜!」の叫びが心に突き刺さります。
フィナーレ。
「小雨」のすずみんは普通にキレイでした。
黒髪の姫ロングだったな。確か・・・・。ただのロングではなくて姫ロングなのは、やっぱり「もみあげをかくすため」かしら?
普通に細くて足もきれいで、女性でした。
でも、萌はなかったな(笑)わたるくんの「イケないお顔」も若干控えめ。
(これは、お芝居全体にもいえるんだけど、やっぱり初日が明いて1週間では、ムラの千秋楽近くにあったあの熱さはなくて、一度リセットしたサッパリ感が全体に漂っていたように思いました。)
でも、セリ下がり直前に「ニヤ」って笑って、わたる君に顔を向けてましたよ、すずみん!
「おお、君もドルチェヴィータか!」と、思わず嬉しくなってしまいました。
すずみんが抜けた「薔薇タン」には鶴見舞夕ちゃんが。この子は全ツの「シバ魂」での極楽鳥での脚がきれいだったなあ。今回は全身スーツなので、おみ足を拝めなくて残念。
(王様のお小姓役では白タイツで脚を出してますが)
やっぱり、みらん君とあかし君が面白い!っていうか、あかし君が一番面白い!
いいなあ、星組って。めちゃくちゃ濃くて、熱くて。大好きだよ!!
パレードも、特出オスカルが抜けた部分に若干の変更が。
オスカルが歌っていたパートを「ちえ、すずみん、しぃ」の3人がこの順番で階段降りしつつ歌いつなぎ、そして3人でご挨拶していました。
うん、いい感じ。
ちゃんと星組公演っていう感じでいいパレードでした。
そして、ここで大事件!ワタル君のフィナーレ衣装が白軍服(1幕のラストで着てるもの)に変わっていました!!!!!
(大劇ではプロローグの白い宮廷服でした)
いや〜ん、カッコイイ!!!
最高でした!!!!!!!!
ベルバラ、堪能してきました。
わたる君の退団もありますし、これは相当観劇回数が増えそうです。
(当初は5回+新人公演)
2桁まではいかないと思うんですが・・・どこまで増えるかな?
星組東京公演「ベルサイユのばら」。2月25日(土)15時半。VISA貸切公演を観劇してまいりました。
大劇の時とは違う、星組(+専科さん)だけの公演。
オスカルはトウコちゃんで、アンドレはしぃちゃんでした。
大劇場で見たときは、どうしてもオスカル特出に目が行ってしまう、まさに「祭り」だったのですが、すこし時間をおいて東京(自分のホーム劇場)で見てみると、普通に星組公演として落ち着いて見ることが出来ました。
まあ、落ち着くとは言っても、わたる君の退団発表とかあったから、その意味では落ち着いてはいないのですが。
公演として、作品としてはゆっくり見られたかな。と。
幕開き。特に変更はなかったと思います。
トウコちゃんのオスカル、可愛い!!着ていた衣装は、ユウヒ君とは違ったような?
もともと、この配役に心配はなかったですが、さすがはトウコちゃん!品良く可愛いオスカル姿でした。
これは言うのはどうかとも思ったのですが、サイズがまたぴったりでね〜。
でっかいわたるフェルゼンに対して、可愛くて華奢なトウコちゃん。
私はコムカルを見ていないからアレなんですが、トウコちゃんのオスカルを見ると
やっぱりユウヒ君はでかかったなあ〜、と。
きっとコムちゃんとトウコちゃんはほぼ同じ背丈だよね。
オスカルとフェルゼンのバランスとして、わたる君とトウコちゃんの二人のサイズはピッタリでした。
この場面のわたる君の衣装がとても好きです。白い宮廷服。
そりゃまあ、軍服のほうが好きではあるんですけど、この宮廷服は地模様の織が入っていて(他の宮廷服はぺら生地なのが不満です、だって貴族なんだからさあ。)凄くキレイ。
そして、オスカルとフェルゼンの後ろで踊る、薔薇の少年たち(?)。
しぃちゃんのキラキラ笑顔はやっぱり素敵です。トヨコちゃんも可愛いのよね〜。すごく目に入ってきます。
(っていうか、この「ベルばら」になってから、トヨコちゃんが本当に良くなったと思います!キレイになった。自然にすっと目に入ってくるんだよね)
そして、上手の一番端で踊っている下級生。オペラなしで見ていて(この日は1階A席で観劇してました)、ぱっと目に飛び込んできました。
かわいい〜〜〜!相手役さんと笑いあっている横顔がとってもキラキラしていて、
「だれだ?」とあわててオペラグラスを持ち上げました。
あかし君でした!!!
やばい、私の中で「プチ・あかしブーム」が始まってる?もしかして?
「龍星」の時の飛雪役がとっても良かった、あかし君。頑張ってますね。白いヒラヒラ衣装もとっても似合っていて、素敵でした。
そして、お芝居が始まって、マリアテレジア登場。このときに、音花ゆりちゃんが一緒に出てくるようになっていました。(ムラでは後から登場だった)
アントワネットの支度が出来たかどうか、向こうのほうを気にする芝居がついていましたが、これがちょっと不自然。(いや、コロちゃんの芝居が変なのではなく、作品の流れとして、アントワネットの支度が出来てからそれを報告に来る、というのが自然だと思うのですよ)
ワッカのドレスを気にして横向き(若干かに歩き)で上手から出てくるコロちゃんがちょっとお気に入りだったので、この変更は残念でした。
ま、小さい問題だけどさ。
アントワネットのお嫁入り。ピンクのドレスの少女たちは、相変わらずあまり似合っているとはいえません。あの鬘は難しいんだよね〜。
でも上手一番端の子だけは可愛かった!あれ、誰なんだろう?ブリブリっぷりがとっても可愛かったです★
プログラム見てみたんだけど、ちょっと判別できず。残念。
娘役たちの場面。曲が長くなりましたね。台詞も増えたし。
全員に台詞がついたのは単純に良かったな,と。
でも曲は伸ばさなくてもいいんじゃない?
この場面を伸ばすくらいなら、アンドレの目の負傷を入れてくれ。(懇願)
コトコトが圧倒的な華やかさ。可愛いなあ。そして、なぜか目を奪われるエレナ嬢。
その原因は谷間だけではない筈だ(笑)。不思議な存在感があるね、彼女。
ももかちゃん、大好きなんだけどあの台詞回しはキライ。
なんで声がひっくり返るんだろう、聞き取りにくいよ。もっと普通に話して欲しい。
トウコちゃんのオスカルは、普通に可愛い。
台詞回しにちょっとアイーダちゃんが入っていて、「おや?」と思ったところもありましたが、可愛かったよ。
対するしぃちゃんアンドレは、全ツの時と同様にかっこよかった。黒髪が似合うなあ。
しぃちゃんは愛情がたっぷりで、みていて幸せな気持ちになります。
パパに張り倒されたオスカルに駆け寄るアンドレ。
本当に心配そうな風情にあふれていて、いい男だな。アンドレって。
でも、歌はトウコちゃんアンドレに軍配が上がります。
やっぱり上手いんだわ〜。トウコちゃん。
「愛の巡礼」も上手かった!
(語尾の伸ばしかたは「愛のじゅんれ〜〜〜〜〜ぃ」って感じでした)
ユウヒ君も特にドキドキすることなくちゃんと歌っていたのだけれど(有名な曲だし、メロディー歌っているしね)やっぱり歌の上手い人が歌うと違うんだわ、と実感。
あ、でもしぃちゃんの歌も、しぃちゃんらしさにあふれていて、大好きですけどね!!
フェルゼンの屋敷の場面。いきなり窓から現れるメルシー伯爵。
こんな警備の甘い貴族の屋敷があっていいのか?
「お取次ぎも願わずに、貴族としてあるまじき振る舞い」って、お取次ぎどころか他人の屋敷に忍び込んでるんだから、貴族じゃなくて一般人でも犯罪だろ。
そして「それはかまいませんが」とか言っちゃってるフェルゼンもおかしい。
もう、この場面、設定もおかしければ内容も内容なので、眠くなるのはいたし方ありません。(きっぱり)(みなさんも寝ていいよ)(わたるファン失格)(ごめんなさい)
そして王妃様にお別れを言ったあとのフェルゼン。
ムラでは、下手の袖(2袖だったかな)に引っ込む→カーテンが閉まる→下手カーテン前から登場する→上手から出てきたオスカルと会う、という流れだったのに、
東京では閉まったカーテンの中央から出てくる設定になっていました。下手に去ったフェルゼンがその直後に中央から出てくる、違和感。凄く気持ち悪かった。
そして、オスカルの登場のタイミングも早くなっていて、カーテンが閉まる前、アントワネットの「私の青春は〜」の独白から上手にいるようになっていました。
舞台中央でアントワネットが切々と悲しい台詞を言っているのに、上手端でオスカルがピンスポ浴びて立ってるって、ヘン!!!
大劇場のままでよかったじゃん。なんで変えるのよ?
ここの最後のオスカルの台詞、「自分の心に封印をしています」は、ユウヒ君とはものすごく言い方が違っていて、役代わりの面白さを感じさせていただきました。
どっちがすきか、は人それぞれだよね。
(私はユヒカルかな)
1幕ラストのシーンは、どうしても「わたる君の退団」とかぶってしまい、素直な気持ちでは見れません。大劇では泣かなかったのに、東京では大泣きしました。
去っていくフェルゼンにわたる君自身の姿が重なってしまって・・・・。
大劇でもジーンとして胸が熱くなったので、ここが名場面なのに間違いはないんです!
でも、退団という邪念(観劇中はね)が入ってしまう分、純粋にこの場面に感動できなくなってしまった自分を感じました。
そういう意味でも、大劇場で見ておいて良かったなあ。
純粋に芝居の1場面としてきちんと見る、感じることをしておいてよかったなあと思います。
余談ですが、この宮廷のシーンで歌うアントワネット様、ちょっと声がつらそうだった。
となみちゃんも風邪気味なのかしら?
皆さん本当にハードスケジュールでやっているので、心配になります。
そして、2幕へ。
ジェローデル、かっこいいわ。ホント、今回のすずみんはツボです。
いきなり華やかさと美しさ倍増!
しかも、この人、やっぱり芝居上手いよね。説得力があります。
「今宵一夜」。
星組版のオスカルとアンドレの二人は完璧にサイズぴったりで、見ていて何の違和感もありませんでした。
「今宵一夜」の流れ星を見ているオスカルの肩を抱くアンドレ、というシーンをようやく見れました。ユウヒ君の時はカットになってしまったので。
この2人でなら出来るのね。ちょっとビクっとなるオスカルの背中が可愛い。
うん、女の子ってこういうものだよね。
(でも、なんのためらいもなく肩を抱くアンドレも素敵よ〜!)
キスシーンは極普通。「ちょっとこわいの」というトウコちゃんの表情が素敵でした。
でも、実際にアンドレの顔が近づいてきたら、むしろ積極的なくらい(色っぽかった)にアンドレに腕をまわすオスカルさま・・・・。
やっぱりトウコちゃんのラブシーンは、ただでは終わらないのだっ!!!(大好き)
ちなみに、大劇トウコアンドレの「唇をまさぐるように顔の角度を変える」動きは、
しぃ様にはございませんでした(笑)。
バスティーユ。
アラン役がゆかりちゃんでちょっとビビル。あ、そういう役代わりなんだ!
単純に嬉しかったです。良かったね、いい役がついて。
黒髪の美しい、カッコイイアラン君でした。声も良く出ていたよ。
しかし、この場面、何度見ても「裏切り者!」って罵られて腰のサーベルに手を掛けてしまう衛兵隊士たちに違和感があります。
特に、みらんくん。みらん君はももかちゃんに向ってサーベル抜いちゃうんだよね。やばいだろ〜。丸腰の市民、しかも女性に向って剣を向けるなんて、どう考えても変だ。
「べるばら」にいまさら突っ込みは無用、と思いつつ。高まりかけた気持ちが冷めてしまうので・・・・・。
「アンドレ!この戦闘が終わったら結婚式だ!」の台詞がアイーダちゃんでした。
そしてこの一言を言われたアンドレは心底驚いた顔をしていました。
・・・・・・え?(笑)
この表情って、アンドレは「オスカルは俺のオンナだ」とは思っていなくって、あの夜だけ、本当に「今宵一夜」だけ、自分の相手になってくれたのだと思っていたのかしら?
だから、「結婚だ!」なんていわれちゃって驚いているのかしら?「え、マジ?」みたいな。
オペラでしぃちゃんピン録りしていて、思わず笑ってしまいました。
(マジで。そして、隣の人に振り向かれました。そりゃそうだよね。普通の人はここでは笑わないよね)
アンドレが死ぬ場面。これは誰がやっても不死身すぎておかしいんだな〜。
しかも、しぃちゃんは、一度橋の上に倒れました。ばーんって。
「え、これでこれで死んじゃうの?」って思っちゃいましたよ。
そしたら、むくっと起き上がったの!!!!!
もう、爆笑!!!
起き上がった、起き上がったよ、アンドレ!!!
生き返っちゃったよ!!!!
もうこれは笑うしかないでしょう、笑ってくれって言われているんでしょう?
(そして隣の人にまたじろっと見られてしまいました。そりゃそうだ、普通はこのばめんで泣きはしても笑わないよね)
でも、トウコオスカルはそんなアンドレに対して笑うこともなく(当然)、必死の叫びを繰り返しておられて。
最後の戦闘ダンスの後は、私もさっきの笑いを忘れて涙しました。
トウコちゃん、上手いな。さすがだ。
でも、このアンドレの死でお笑いモードに火がついてしまった私が、
フェルゼン様の馬車のシーンの背景の映像の中に、走ってフェルゼンを追いかけるジェローデルの姿を探してしまい(もちろんいない)、ひとりでツボッている内に、物語はさっさと進んで、牢獄の場面に。
ここはね〜、わたるファンとしては本当にいけないんだけど、眠くなります。
いや、フェルゼンが出てきてからはいいんだけど、メルシー伯爵がね。
私、メルシー伯爵が苦手みたいよ(笑)
牢獄にしのんできたフェルゼンさま。
王妃様に「早く逃げましょう」ということで、マントで包んであげますが、どうしてより目立つであろう赤い色のほうで包むの?紺のほうが闇に紛れやすんじゃないの?(笑)
突っ込みどころは沢山ありつつ、でも主役二人の熱演でジーンとしながら見れてしまうのも、このシーン。
最後の「王妃様〜〜〜!」の叫びが心に突き刺さります。
フィナーレ。
「小雨」のすずみんは普通にキレイでした。
黒髪の姫ロングだったな。確か・・・・。ただのロングではなくて姫ロングなのは、やっぱり「もみあげをかくすため」かしら?
普通に細くて足もきれいで、女性でした。
でも、萌はなかったな(笑)わたるくんの「イケないお顔」も若干控えめ。
(これは、お芝居全体にもいえるんだけど、やっぱり初日が明いて1週間では、ムラの千秋楽近くにあったあの熱さはなくて、一度リセットしたサッパリ感が全体に漂っていたように思いました。)
でも、セリ下がり直前に「ニヤ」って笑って、わたる君に顔を向けてましたよ、すずみん!
「おお、君もドルチェヴィータか!」と、思わず嬉しくなってしまいました。
すずみんが抜けた「薔薇タン」には鶴見舞夕ちゃんが。この子は全ツの「シバ魂」での極楽鳥での脚がきれいだったなあ。今回は全身スーツなので、おみ足を拝めなくて残念。
(王様のお小姓役では白タイツで脚を出してますが)
やっぱり、みらん君とあかし君が面白い!っていうか、あかし君が一番面白い!
いいなあ、星組って。めちゃくちゃ濃くて、熱くて。大好きだよ!!
パレードも、特出オスカルが抜けた部分に若干の変更が。
オスカルが歌っていたパートを「ちえ、すずみん、しぃ」の3人がこの順番で階段降りしつつ歌いつなぎ、そして3人でご挨拶していました。
うん、いい感じ。
ちゃんと星組公演っていう感じでいいパレードでした。
そして、ここで大事件!ワタル君のフィナーレ衣装が白軍服(1幕のラストで着てるもの)に変わっていました!!!!!
(大劇ではプロローグの白い宮廷服でした)
いや〜ん、カッコイイ!!!
最高でした!!!!!!!!
ベルバラ、堪能してきました。
わたる君の退団もありますし、これは相当観劇回数が増えそうです。
(当初は5回+新人公演)
2桁まではいかないと思うんですが・・・どこまで増えるかな?
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