正直、今回の作品で、芝居・ショーを通して一番視線を奪われたのは
あさこちゃんではなくて、ユウヒ君でした。
いえ、かなり前から、好きだったんですけれども。ユウヒ君のことは。
でも、この間のルドルフの時から、すごいね。彼。
いつの間にか、あっという間に、スターになりましたね。

ちょっと前までは、まさに「蜷川ワールド」の“一人ぼっちのプリンス”
だったんですけど、いつのまにか、大きな羽の似合うスターになってました。
ごめんなさい、ユウヒ君はおそらく別格路線を行くのだと思っていたのですが、
もう、ちゃんと立派にスターでした。真ん中立っても、違和感ない。
でも、「文科系女子ぞっこん」な雰囲気も多分に残っていて。

魅力的な人だなあ。
素敵だなあ。
本当、視線ロックオンです。

この人の不思議なところは、舞台上の「大空祐飛」な時でも
どこか「オンナ」を残している、というか感じさせるところ。
舞台上の役を演じている時でさえも、「いい男だなあ」と同時に「いいオンナだなあ」と
思わせるところだと、思います。
アサコちゃんとかキリヤンとかは、単純に「かっこいいなあ」と思う(@乙女ハート)
んですが、ユウヒ君には「いい男」「いいオンナ」という言葉が、何故か似合うような
気がするんです。
だって、紅いルージュ(しかも超真っ赤なツヤツヤな色)が異常に似合うよね,映えるよね。
両性具有という言葉が適切なのかわかりませんが、とにかく魅力的。
本当、視線ロックオンです。

お芝居のパトリックの選挙事務所、運動員の女の子にちょっかいだしてばっかりいる
ティモシーに釘付けです。
ダンの事務所での安っぽいチンピラぶる自分をあざ笑っていることを言葉以上に雄弁に語る、その手の表情に、背中の表情に、息を飲んでしまいます。
銃を構えたウォルターに言う、「いまのは効いたよな」に心が震えます。
ちょっと苦しげに、切なそうに眉を寄せて頬をゆがませる、その表情に胸を打たれます。

断言しましょう、ゴスロリの衣装が月組で一番似合うのは、貴方です。
ショーはどの場面も、すべて好き。
砂漠で砂嵐に顔をしかめたときの細めた目も。
黒燕尾の変わりシャツのから微妙にのぞく胸元も。
貴方が一番色っぽい。

劇団が、ユウヒ君にどんな対応を用意しているのか、どんな進路を考えているのか、
そんなことは分からないし知らないけれど、
ユウヒ君は充分立派にスターだなあ、と感じました。

ただ、いつも微妙なリーゼントの分け目と襟足はどうなんでしょう>ファンの方
ちょっと、ボサってませんか?
そこが色っぽいという意見もあるようですが。
そして、ショーのオープニングの上着が踊るたびにすごく上にずれるんだよね〜。
なんでだろう、スッゴク気になる。

でも好きなんだけど、ユウヒ君。
すっごく好き。

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